EDIT
渋谷区を縦断する明治通りと青山通りの間のエリアが神宮前という場所。意外にも住宅が多いエリアで、メイン通りから一本脇道に入れば閑静な雰囲気が広がる。住宅やビル、どちらも個性的な外観と存在感を持ち合わせている建物が多いのも特徴だ。
そんな場所にあって、こちらも特徴的なのがこの物件。建物前面の白い外壁は反りが入っており、見る角度によって少しずつ表情が変わる。その表情に得も言われぬワクワク感を覚える人も多いのではないだろうか。
写真の建物向かって右側には緑が見えるが、右側の壁は建物の壁ではなく、地下のパティオを囲む壁となっており、1階2階ともにこちら側は吹き抜けになっているのだ。地下は独自の入口を持ち、シャッターを開けるとそのまま地下の空間になるのでギャラリーなどで解放するのもいい。
1階は大理石貼りの空間とキッチンスペース。2階はフローリング仕上げの部屋が2つ。オフィスの要素を一切排除したこの物件では、やはり個性的に働いてみたい。例えば…いまやほとんどの人が好き音楽を持ち歩く時代。オフィスにはスピーカーのみ置いておき、自分の好きな音楽を流せる日がスタッフに順番に回ってくる。流れる音楽でコミュニケーションも生まれそうだし、音楽が雰囲気を作るためにただ流れているだけのものではなくなる。これもまた、新しいオフィスの作り方だと思う。
EDITOR’S EYE
建物そのものの持つ雰囲気だけで来た人に期待感を与えてくれそうな物件。
対外的なイメージが良くなれば、仕事のステージも変わってくるだろう。