恵比寿オフィス|居心地と機能性を兼ねる空間
EDIT
>>LOCATION
代官山駅を出て、恵比寿方面へ進む。その道中は住宅をはじめ、どこか代官山らしい余裕のあるカフェやショップが多く点在する。そんなこともあって、目的地へ最短ルートで進むのも良いが、少し道をそれれば新しい発見もある、歩くだけでも楽しいエリア。その雰囲気を楽しみながら、小学校の手前を駒沢通り方面へと折れた先に、長閑な環境にあるゆったりとした印象のこの建物を見つけた。
>>SPACE
募集は1Fと2F。どちらも元住居をオフィスへとコンバーションし、メインスペース+5つの空間に分かれた同じ間取り、同じテイストの仕様だ。メイン空間は天高2.7mで2方向に窓もあるから、風もよく抜けて、なにより明るく健やかで居心地が良い。さらに他の空間たちは廊下をうまく挟んでいることで、それぞれが良い感じの距離感。そして、回遊性を持たせているから、来客時の使い勝手や普段使いの機能性までも兼ね備えている。メイン空間の主張の強いレンガ壁には好みが分かれてしまうだろう。しかし、それを加味しても、空間の居心地や機能性を考えたら、正直かなりのお釣りが来るレベルの良い空間だった。
>>HOW TO USE
オフィスを探していく中で、居心地重視で探していくか、もしくは立地や室内の機能性を重視して探すか、悩んだことがある方も多いはず。この物件は元住居の居心地を活かしつつ、オフィス仕様へコンバーションしたことで、元々の間取りがうまくハマり機能性高い、その両方を兼ね備えるハイブリッド型のオフィスとなった。室内へ大きく手を加えるという手もあるが、そうでなくても、インテリアや観葉植物で空間を彩るだけでも、居心地は簡単にアップするだろう。使い方も、しっかり固定席を設けるよりは、個室をそれぞれうまく使いつつ、リラックスしたり集中できるエリアを設けてあげることで、よりフレキシブルな働き方ができ、パフォーマンスもあがるのではないだろうか。すでに機能性は申し分ないので、さらに運用のオペレーションをうまく回すことで、物件の真価を発揮できるはず。
居心地と機能性。対照的とも思えるその2つの要素も、どちらかに絞る必要はない。都合よく同居できてしまう物件がここにあります。
EDITOR’S EYE
1Fが専用庭も付いており、良さそうな感じもあるだろうが、個人的には2Fに惚れてしまった。1フロア分上がっただけなのに、日の入り方が大きく変わってめちゃくちゃ気持ち良かったから。加えて2Fは専用利用可能なEVホールも付いているから、より使い勝手が良かったのも嬉しいポイントだった。