渋谷オフィス|天井高3.2mの新築オフィス
EDIT
>>LOCATION
渋谷マークシティを出て道玄坂を登る。飲食店やカラオケなど少々雑多な印象を受ける道玄坂ではあるが、道玄坂を抜けて通り名が国道246に変わる頃には、次第に商業的雑多感も少なくなり、落ち着いた印象へと変わる。道玄坂とは対照的にオフィスの多い246沿いは、いわゆる古ビルが多く肩を並べるが、ちょうど生まれ変わりブームなのか、ひっきりなしに新築ビルが誕生していて、街が新陳代謝している様子が窺える。今回ご紹介する物件も神泉町交差点の少し手前に新しく生まれた建物の1つだ。
>>SPACE
2023年7月に生まれたこちらの物件の3Fと7Fが今回の募集区画。渋谷駅から徒歩圏内にある新築ということもあり、若々しいエネルギッシュな印象を勝手に抱いていたが、室内に入った時にそのテイストの“らしくなさ”に少々驚かされた。
渋谷の中心のような若々しさよりも、大人っぽい渋さをベースにした士業関係がよく似合いそうな空間というのが第一印象。しかし空間は、スケルトン仕上げの天井で高さ3.2m。大梁の圧倒的な存在感とダークトーンでシックにまとめた内装が空間に重厚感を与え、交通量の多い246や首都高が目の前にあることでアーバンライクな印象も。
渋谷駅から少し距離を離れていることもあって、その雰囲気にも違和感はない。むしろ落ち着きがあり居心地の良さすら感じられる。このエリアではあまり多くないテイストだからこそ、敢えてシックでクールに働きたい方にはしっくりくる空間だと思った。
>>HOW TO USE
この空間をどのように伝えるべきか考えた時、どうしてもチョコレートでの例えが頭から離れなかった。空間の色合いから結びつくのが大きいところだが、渋谷というエリア目線でみれば、建物の見た目やトーンの落とした空間の雰囲気に、少々重めの苦さをもつビターチョコのような渋さを感じたから。しかし、少し俯瞰してみると、渋谷駅からは少し距離をおいて雑多感を避け、首都高から頭ひとつ出たことで、程よく視線も抜ける。そして、新築なのに坪単価22,003円(税別)とかなり抑えめで、物件のその見た目以上にマイルドさすらも感じることができる。そんな渋くもそれを和らげる甘い要素がすでにあるので、あとはこの空間をビターに寄せていくか、マイルドに仕上げていくかはアレンジ次第。実際には、全体的にとっつきやすく優しい印象もあるので、一度現地でしっかり味わってから決めてみていただきたい。
EDITOR’S EYE
このエリアの魅力といえば周辺の豊富な飲食店の多さも忘れてはいけない。道玄坂はもちろんのこと、神泉駅も近いこともあり、通な飲食店も多い。日中は少しかっちり働きつつも、お昼や仕事終わりなんかは、ラフに楽しんでいただけると、このエリアらしい楽しみ方もできるような気がする。