新宿オフィス | 新宿御苑の緑を望む1F-2Fのメゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
広大な敷地に、緑豊かな公園が広がる新宿御苑。隣り合う繁華街の新宿とは対照的な自然環境が魅力で、そこが都心ということをすっかり忘れさせてくれる。その生い茂る緑は園内に留まらず、取り巻く周辺環境へも豊かな自然をお裾分けしていて、御苑の緑を望めるオフィスなど、このあたりでは一等地物件とも言えるだろう。この建物があるのは、まさにそんな環境の一角。御苑沿いのロードサイドに、その緑を目に前に望むような贅沢なポジションに立っていた。
>>SPACE
道の角地に位置するこのビル。目の前にある木々との距離感や、それを望むような大きなRのガラス面。外見からもそれなりに期待値は高かったものの、室内に踏み入れると、そんな期待を余裕で超えてきた。
ご紹介は1Fと2Fのメゾネット空間。その中でも特に気持ちがいいのは2F部分。スケルトン仕様の明るい色合いの空間に、大きな窓面が切り取る御苑の緑が良く映えていて、南向きなので日当たりも良く、眩しいぐらいに光も射し込んでくる。入った瞬間に思わず惚れてしまいそうな、健やかさを備え持った気持ち良すぎる空間だった。
もちろん1Fは1Fでいい感じ。現在はフィルムで目隠しされているので、路面区画にしては少々内気な印象はあるものの、路面空間なので外へも顔が作り易く、間取りも使い勝手が良さそうな印象だ。
上下での使い分けもイメージが付きやすく、明るい2Fと、しっかり者の1Fのような、うまくバランスの取れた関係性がまたこの空間の魅力だった。
>>HOW TO USE
すぐ目の前に広がる緑豊かな環境。日々、時間毎の変化はもちろんだが、これから春先にかけては、緑の中にピンク色も混じり色気も増すだろうし、夏になればより緑の密度が増して、射し込む光も木々を通して木漏れ日のような涼しいものへと変化する。多彩に色づく秋色もまた素敵だろう。そんな春夏秋冬を眺めながら、この空間でじっくり働く時間。それはとても贅沢で、あえてこの地を選ぶだけのパワーは十分あるはずだ。
そんな手を伸ばせばすぐ届く距離感にあるのに、御苑に入るにはぐるっと回り込まなくてはならず、簡単には迎え入れてくれない。そんな状況は、一方的に思いを寄せているだけの言わば片思いのようなところがあるが、それも逆に萌えてくる。日々見つめているだけではなく、たまに休憩がてら御苑に踏み入れたり、仕事終わりには周囲をランニングしたり。そうやって積極的にアプローチを仕掛けていくのも面白く、ここらしい働き方として素敵だろう。むしろいつまでも一方的に恋焦がれているような状態が、実は恋愛も1番楽しい。いつまでもこの環境に思いを寄せて、その絶妙な距離感、駆け引きを日々のスパイスとして加え、過ごしていくのも、この空間らしい楽しみ方ではないだろうか。
EDITOR’S EYE
現在の写真は冬のシーン。これから春、夏にかけて、木々の緑が増していき、射し込む光も、木々を通して木漏れ日のような涼しいものへと切り替わるシーンを想像して頂きたい。もはやロケーション勝ちな空間だ。ついつい環境の話がメインになってしまったが、もちろん空間の素地や使い勝手も良くて、色々兼ね備えた、希少な空間だった。