恵比寿オフィス・スタジオ | 大型バルコニー付きスタジオ居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
恵比寿駅からスカイウォークを抜けて、ガーデンプレイス前のくすの木通りを左へ。アメリカ橋公園やステーキのピーター・ルーガーなども立ち並ぶ、街路樹の木陰が気持ちいいこの通りを、のんびりと、まっすぐ白金方向へ進んでいく。日仏会館を過ぎたあたりから、徐々に街並みは住環境へシフトし、より深い住宅街へと吸い込まれていくこと数分ほど。大通りから、一本入った路地裏にこの建物はひっそりと立っていた。
>>SPACE
なかなか年季の入った面立ちの建物だが、その内に秘めた空間にはかなりテンションを上げられる。
ご紹介は3F〜5F までの3フロア一括貸し空間。元撮影スタジオという事もあって、その空間の持つキャラクターや雰囲気はなかなかのもの。スケルトン壁や天井に、足場板のような荒めのフローリングの空間で、窓面も多く、眺望も抜け、光もよく入ってくる。いかにもスタジオという明るく、優しい雰囲気に包まれている空間だ。そんな空間に簡単に心を掴まれていたが、窓先にある広々としたバルコニーはさらに上をいく。
そう、ここがめちゃくちゃ気持ちいい!周辺は高い建物が少なく、景色の抜け感が抜群。遠くには東京タワーもキラリと光り、反対方向には白金の自然教育園の緑豊かな森なども。もちろん光も風も、ここでは自然をよりダイレクトに感じられて、とても豊かな気持ちにさてくれる。雰囲気の良い室内&底なしの気持ちよさのあるバルコニー、、、もうこれは反則レベルとしか言いようがない、恵まれすぎた空間だった。
>>HOW TO USE
この空間なら、やはりスタジオ利用が一番イメージつくし、他にもギャラリーやアーティストのアトリエなんてのも合うだろう。もちろんオフィスでもOKだ。この空間の溢れるポテンシャルの高さをうまく活かせれば、様々な用途で、魅力的な姿にも変貌できるはず。だいぶ奥まった住宅街+建物の踏み入りづらさや階段を駆け上った上階という、人を引き込むには大きなハードルも抱えてはいるが、これもポジティブに考えられればこっちのもの。辺境なこのポジションをむしろ面白味として捉えてコンセプトにうまく盛り込むことで、他にはない変わったアプローチはできるのではないか。むしろその大きな山を越えた者だけにしか見えない景色がここにある。そんな秘めた冒険心にグッと突き刺さるような、面白いアプローチ、空間を盛り込むことで、今後この空間がより面白い存在になっていくことをすごく期待している。
EDITOR’S EYE
ルーフバルコニーの利用方法については、安全上の理由から事前に要相談となる部分だけご注意いただきたい。建物も古く、全体的にかなり荒々しい作りなので、まずは補修やリメイクが必要だし、利用中も定期的なメンテナンスなどが必要となるだろう。だいぶ手の掛かりそうな空間だが、むしろそこを可愛く思い、愛着を持って自分なりに育てていくような方にぜひ使ってもらいたいところだ。