渋谷OFFICE2090
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>>LOCATION
最寄駅は神泉。ギリギリ渋谷圏内とも言えるエリアだが、駒場や上原、松濤といった高級住宅街に囲まれ、独特の高級感を纏った場所にある今回の建物。車の往来の激しい山手通りにあるガソリンスタンドのENEOSの真向かいほどに、Rを描いたガラスウォールという出立ちで堂々と聳え立つ1棟だ。元々は著名スポーツメーカーの自社ビルであったが、今回はその移転に伴って、1,600坪クラスの自社ビル確保のチャンスが巡ってきた。
>>SPEC & STATUS
地上9F建の1棟ビル。6m超えの天井高を確保した1Fと、そこから吹き抜けでつながる9Fと、その初見のインパクトは中々のものだろう。
各フロアは、ショールーム仕様の1Fに、3Fは厨房付きのカフェテリア、4F〜9Fまでをオフィスとした現況だ。築年数は約30年となるため、最新スペックビルと比較するともちろん見劣りはするが、建物裏手にある東大の敷地に向かって広がる眺望を考えると、ここが渋谷圏内では特殊な立地であることも、容易にイメージできるだろう。
引き渡しまでには、貸主によるリノベーション予定。早期であれば希望のレイアウトへのアレンジも可能と、準備は万端だ。万人受けする立地や建物ではないかもしれないが、何も駅近の最新高層ビルだけが全てじゃない、そのオフィスでどれだけ豊かな時間を過ごせるかが本当に大切なのだと、この建物は松濤という立地から、静かに語りかけてくれる様な気がした。
EDITOR’S EYE
駐車場は41台確保と、このエリアでは圧巻とも言える装備。
前入居者は、自転車通勤を促進したりと、スポーツメーカーならではの取り組みもおこなっていた様だ。