六本木OFFICE813

>>LOCATION
場所は東京ミッドタウンの向かい。国立新美術館、サントリー美術館、森美術館の3点を結ぶ”アート・トライアングル”の中心に位置し、所在地の番地が7-7-7というなんとも縁起の良さそうなこの建物はある。

>>SPEC & STATUS
2016年誕生したこの建物。路面角地の1F-2Fにはバーニーズニューヨーク、建物脇の緑豊かな環境には、ブルーボトルコーヒー六本木カフェなどが店を構えている。3F-13Fまでがメインのオフィス区画となり、アプローチの大きく吹き抜けたエントランスや、リセプションに設置されている最先端のスマートセキュリティーが他の建物とのグレードの違いを見せつけてくれた。
各フロアは500坪程。あえて1フロアのサイズをコンパクトにし、1社で複数フロアという使い方を想定しているようだ。建物の絶妙なポジション取りのおかげで、そこから望む六本木の風景も素晴らしく、最上階13Fには緑豊かなガーデンが特別に設置されている。デザインはもちろん、機能性や建物のブランディングに至るまで、かなりこだわり抜いたクオリティーの高い建物だ。

開発からデザインまで、ボストンを拠点に世界中で活躍するファームが行なった。建物の全体的なデザインから、エレベーター内の手すりに巻かれるスポーツバイク用のラバーベルトに至るまで、良い意味でどこか日本っぽくない、ダイナミックでありながら遊び心を備えた建物と感じた。