EDIT
東銀座は下町情緒すら感じる落ち着いた街。
歌舞伎座や新橋演舞場などの脈々と根付いているカルチャーと、築地と隣り合わせの場所がそうさせているのかもしれない。もちろん銀座通りを歩くのも楽しいけど、東銀座にはまたちょっと変わった風情がある。
銀座地区は京都の街のように碁盤の目状になっていて、丁目や番地がほぼ規則的に並んでいる。オフィスまでの道のりがシンプルだから、通勤に慣れてしまえば歩くコースを何パターンもつくって日々通る道を変えてみるのもおすすめだ。
写真は地下のオフィス。前テナントが使用していた造作がまだ残っている。オフィス内装は舞台の大道具をつくる会社が手掛けたのだという。入居時の引き渡し状態についてはご相談。壁沿いの作りつけのデスクや床などは活かしつつ、クリエイティブに集中できる地下室をつくってもいいし、もちろん原状回復をして引き渡しも可だ。
ロフト風の写真は2階。こちらも床・壁・天井とまだ原状回復工事を施しておらず、ちょっとくたびれた印象にクリエイティブ心をくすぐられる。タイルカーペットがないだけでオフィスという空気感が一気に薄まる不思議な空間。どうせなら天井も抜いて、床もモルタルのまま。壁の塗装も場所ごとにがらっと変えてみたり。ある場所はスタッフが自由にドローイングできるようにキャンバスを貼ってしまうのもアイデア。窓面が多く風も気持ち良く抜けていくので、長時間籠っても息詰まることのないオフィスになるはずだ。
EDITOR’S EYE
これを見てくださる方の中には、新品で揃えられた床や天井を壊してしまうことに抵抗感を感じる方がいるのではないでしょうか?
この物件は敢えて原状回復をしていないので、オーナーさんの負担範囲内であれば自分たち仕様の引き渡し状態をセレクトできるのが大きなポイント。タイルカーペット敷きのオフィスに飽きた方に検討していただきたい物件です。