青山オフィス｜広々ルーフバルコニー付き最上階区画

>>LOCATION
青山一丁目の交差点から西麻布方向に進む。右手に青山霊園が広がる少し手前、駅からほんの数分の場所にこの建物はある。車通りは多くとも、駅からほんの少し離れたこの場所は、既に店舗は少なく、青山らしさの弱い、閑散とした感じすらする不思議な場所。大きな未開発な土地もあり、道路や歩道もきっちり整備された様子から、近い将来新たなスポットになるような期待感も感じられる。建物目の前には芝生が敷き詰められた公園があり、せわしなく動く車と対比したちょっとしたオアシス的な存在。そんな公園を目の前にポツンと立つ、このレトロなマンションを見つけた。

>>SPACE
この物件は、建物の最上階に位置する。エレベーターを降りるとのっけからインパクトはあった。迎え入れてくれたのは雰囲気あるアート作品。白いタイルの床に黒光りするタイルの天井、側面は遮るものがない大きな開口部が備わっており、十分な明るさもあることで、古く雰囲気のあるエントランスでさえ清潔感が保たれているため、なかなか印象は良い。
メインの空間に入ると2面が大きな開口部に面している。とにかく抜け感が半端じゃなく、空との距離もだいぶ近くに感じられる程だ。さらに、室内とほぼ同じ面積を誇るルーフバルコニーは、隣接する建物もない為、空を独占したような気分にもさせてくれる。メインがどちらかと迷ってしまうほど、インパクトのある「おまけ」つきの空間だった。

>>HOW TO USE
オフィスにこんな広々としたバルコニーがあったら、仕事の合間の息抜きや、気分転換にバルコニーに出た際には、両手を広げ、ぐーーっと背伸びをしてみたくなるのは間違いないのではないだろうか。また、このオフィスを訪れた方も、ついつい両手を広げて空を仰ぎたくなる事だろう。もしかしたらこの開放感から、お客様を迎え入れるスタッフも両手を広げてハグをしてしまうかもしれない。この物件にはそんな開放感がついている。
空間の照明や、床材を少しだけ手を加え、バルコニーにはウッドデッキを敷いて今以上に居心地の良い場所にする。そんなシンプルな改修だけでも、この空間の魅力は最大限に引き出される気がした。両手を広げて、大きく息を吸い込み、吹き出す。そんなシンプルだけどなかなかやらない行為が、日々のパフォーマンスを上げるきっかけになる気がした。

元デザイン会社の事務所であったこの場所は、店舗としての利用も相談に応じてくれるというので、サロンや、ショールーム的な用途を希望な方にも是非検討していただきたい。