表参道オフィス・店舗 | 表参道沿いビル、居抜きB1F空間
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>>LOCATION
言わずと知れた表参道エリア。欅並木が続くその通りには、ハイブランドのショップや商業施設が立ち並び、いつの時代も常にファッショントレンドエリアとして不動の存在として知られる。ここ数年ではインバウンドの旅行客も増え、元々の日本離れした街並みも相まって、もはや海外のような雰囲気も漂っていて個人的には好きだ。また、2024年には神宮前の交差点にハラカドもグランドオープンし、より盛り上がりが期待されるこの街。この建物は、そんな交差点からヒルズへ向けて歩いたちょうど中間ほど。一等地とも言える場所に、古くからこの街の移り変わりを見守るように立つベテランのようなこの建物がある。
>>SPACE
多くの人々が行き交う表参道の路面から、B1Fへ続く階段を降りていくと、ひっそり身を潜めているこの空間を見つけた。B1Fの隣り合う2つの空間。でもその雰囲気はそれぞれ異なり、1部屋はほぼスケルトン仕様。綺麗に整えられたというよりは、前のテナントが出たままという、ざっくりした状態という感じだろうか。シンプルな箱型の間取りで、天井高も3Mほどと高く、なにかと使い勝手の良さそうな空間だ。もう一方の部屋も、居抜き仕様。と言っても、こちらもだいぶくたびれているが、路面からの専用階段の付いた、作りとしてはより商業性の高い空間だ。
どちらもこのままでの引き渡しだが、エアコンや水回り、照明機器なども残されているところはすごくありがたい。全体的に荒々しい感じではあるものの、その雰囲気は悪くなく、むしろ期待値も高め。恵まれた立地を活かしつつ、如何様にもアレンジ、展開できそうな、ポテンシャルの高い2つの空間だった。
>>HOW TO USE
素地良好な空間だが、初めて訪れた際、どこか寂しさを感じた。実はコロナ時期に前の入居者が撤退し、そこから空きが長らく続いてしまっているという。立地の良さも相まって、元々は行列ができる繁盛店が入っていたような第一線で活躍する空間だったのに、ここ数年は不調続き。出番がなくて、そのプライドもズタズタ。もう俺なんて、、。そんな声すら聞こえてきそうな寂しげな印象を受けた。でも、そんなに落ち込む必要はあるだろうか?だって表参道の中心という抜群の立地で、直接階段もあるし、空間も磨けばすぐ光りそう。それも2部屋。B1Fフロア独占できるのもいい。そんなポテンシャルを備えているのに、きっと今はタイミングが合わないだけ。大丈夫だ、お前ならまたできる。一緒に頑張ろうぜ。そんな声がけが、実はこの空間には1番必要。良きパートナーを見つければきっと自信を取り戻し、もう一度あの時のような輝きを。いや、むしろかつて以上にパワーアップできる可能性も十分高いはず。表参道の中心に隠れ潜んでいるこの空間を掘り起こし、もう一度この空間の返り咲きをかけて、共に駆け抜けてくれるパートナーを絶賛お待ちしています!
EDITOR’S EYE
結構掘り出し物な気がしている。表参道のこのポジションで、路面から直接アプローチできる2つの空間。それも賃料単価は抑えられている印象だし、設備系がうまく使えれば、工事費も比較的抑えられる可能性も高い。建物として水回りが強くない事もあり、飲食や美容室など水を多く使う業態は難しいようだが、それ以外で考えても、可能性は十分すぎるほど幅広い物件だろう。