神山町オフィス|ロフト付きの最上階メゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
代々木公園駅を降りて、富ヶ谷1丁目通りへ歩みを進める。ここは「奥渋」と呼ばれるエリアで、通り沿いは雰囲気のいいカフェやショップが多い。天気のいい日はお気に入りのコーヒーをテイクアウトして、つい街の散策をしてみたくなる。そんな奥渋のメイン通りをNHKの横ぐらいに差し掛かったあたり。宇田川緑道を横断して住宅地へ入ると、周りの住宅とは違い、優しい感じのこの建物があった。
>>SPACE
カーブを描いたような丸みを帯びた形状の外観と、1Fには可愛らしい扉が取り付けられ、一目見た時からどことなく女性らしさを感じる雰囲気。今回ご紹介する区画は2F-3Fのメゾネット。裏手の玄関扉を開けると、スラっとくびれた螺旋状階段が上へ伸びており、2Fへ上がる。空間は全体的に白く、とてもシンプル。そのシンプルさに相まって空間の形状であるアールから柔らかさも加わり雰囲気は◎。続く3Fはロフトが付き、一部天井は高さ3.5mも取れていることから、表記面積以上の空間の広がりを感じられる。ルーフバルコニーからは控えめな眺望も楽しめるし、比較的しっかり目のキッチンも備わっているので、時にはお昼を作ってメンバーとランチなんてというのも似合いそう。そんな風に、空間の印象だけではなく、過ごす時間も優しく穏やかに過ごせそうな空間だった。
>>HOW TO USE
この物件は奥渋のメイン通りから数十メートル離れた場所に立地する。言わば「奥渋エリアの一員」であるのだが、あまり洒落っ気を感じない住宅地に立つが故に、大きく目立つ存在ではない。しかし周辺の建物とは違って、特徴的で目立つ存在なのは一目でわかる。それはまるで、ポツンと咲く一輪の野花のようにも思えた。今は人知れずひっそりと咲く花であるけれど、この場所にしっかりと咲くのにはきっと意味があるに違いない。いい匂いに釣られてゆらりゆら寄ってくる蝶のように、あなたがここに引き寄せられ雰囲気良く使えば、このエリアを歩く人を振り向かせる存在になるかもしれない。
EDITOR’S EYE
写真にはないが、実は1Fスケルトン区画も募集中である。荒々しいスケルトンなので大きく手を加えることは必須。しかし、外観やアプローチとなる扉をうまく取り入れた室内に仕上げることができれば、大きく化けそうなポテンシャルを秘めていそうだ。