恵比寿オフィス|最上階メゾネット吹抜け空間
EDIT
>>LOCATION
恵比寿駅を降りて広尾方面へ向かう。といっても明治通り手前、駅からわずか2、3分と駅の周辺のエリア。ここには、中層のオフィスビル群の間に雑誌にでるようなレストランやバーなども多数あり、昼も夜もいい感じの賑やかさがある。きっちり働きつつも、仕事中も仕事後のひとときまで楽しめる場所、そんな中にこの重厚感のある建物はあった。
>>SPACE
いわゆるオフィスビルらしい真面目な外観。しかし、セキュリティーを通ってエレベーターで5階まで上がると、“らしからぬ”なかなかの遊び心を感じる空間が待っていた。
床、壁、天井はそれこそオフィスらしい仕様となっているが、空間の中央部にある吹き抜け&螺旋階段が、空間も期待も広げてくれる。空間に差し込む日差しもいい感じなので、床を変更し、照明を工夫するだけでも見違えることは間違いないだろう。あくまでもオフィスらしくと、鉄部などが落ち着いた色になっているので、その部分のアレンジをしてみるのもオススメしたい。そして、何より意外とデッドスペースが少なくすみそうなのもこの空間の良いところ。変則的な形をしているが、イメージすれば、役割を与えられる機能性も隠れているという、コンパクトながらも、空間は大きく、なかなか夢が膨らむ空間だった。
>>HOW TO USE
外観を一目見た時、エリアの割に重厚感高めの雰囲気に、少々近寄り難い印象を受けたのは正直なところ。まさかこの建物内に遊び心あるカッコいい空間があるとはなかなか想像つかない。ザ・オフィス、自分まじめなんです。って感じ。
でも、こんな風体だからこそ、逆にレバレッジが効きやすいのも事実。訪れる人にあっと言わせたいし、ちょっとした工夫でもギャップが後押しして十分とんがって見えることだろう。それならちょっとだけ手を加えて、、という方。どうせなら、思いっきりやってみませんか?ここで一発ドカンと御社の本気をみせちゃってもいいんじゃないでしょうか。レバレッジを利用して小さく勝負より、大きく勝負の方が当然効果絶大。なんだかギャンブルや投資の様な話になってしまったけど、このサイズ感は世界観を作りこむのにも、ちょうどいいサイズなので、そんな都合の良いこの話に乗ってみるのもいい気もアリなのでは?
EDITOR’S EYE
本文には記載ができなかったが、照明部分は配線レールとダウンライトと気が利いている。現在高騰している工事費を考えると、備わった蛍光灯の交換は結構重い。。この空間は吹抜があることもあり、天井はこのままでも照明次第でぐっと色っぽくもカッコ良くもなるので、床、鉄部、窓枠、照明、家具と手をかけるところが絞られるところも嬉しく、コストも抑えられることだろう。
最後に、何気にトイレ3つ、シャワー付きというのも大きなポイントだ!