中目黒オフィス| 目黒川沿いの桜を望むセミスケルトン
EDIT
>>LOCATION
場所は池尻と中目黒の中間ほどに位置する目黒川沿い。どちらの駅からもそこそこの距離がある分、変に賑やかさもなく落ち着いた環境。とは言え、四季折々の表情を見せる自然豊かな目黒川の魅力は1ミリも衰えておらず、さらに近隣には”STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO”もあって雰囲気も良好。そんなニッチで穴場とも言えるこの立地が好きな方も結構多いのではないか。そんなエリアの、ちょうど山手通りと目黒川が交わる辺りに、この建物は立っている。
>>SPACE
元々は1969年モノの、古い倉庫兼事務所。それをNYのリノベーションホテルを彷彿とさせるようなショップ・オフィスへとコンバージョンしたのがこの施設だ。
川沿いの1Fには雰囲気のいい人気のレストランがあるが、今回の募集はその上の2F部分の2区画。川沿いの区画は、室内からの眺めはある意味予想通りのナイスビュー。連続する窓面の先には、目黒川の木々の緑豊かなシーンが広がり、これが春先には淡いピンクへと色づく。そんな色っぽいシーン想像をするだけで、ついついニヤけてしまうような空間だ。室内は70坪弱の広々としたワンルーム。無垢フローリングのスケルトン仕様で、日中は光もよく射し込み、外の緑も相まってとても穏やかで居心地の良い空間だった。
そしてこの隣にあるもう1区画。こちらは目黒川と逆方向のため、先ほどの空間より健やかさはウリにしていない。窓の向きや、床が黒っぽいために全体的に大人っぽい雰囲気の空間。しかし、言葉を返せば落ち着いているというか、裏方的な信頼感のある空間と言えるだろう。隣接する空間なのに、はっきりとそのキャラの異なる。その対比がそれぞれを引き立てる様に支え合っている面白い物件だった。
>>HOW TO USE
仮にこの2つの空間を兄弟に例えると、川沿いが明るい弟で、もう一方はしっかり者のお兄ちゃんという感じか。お互いのいい面、苦手な面をうまくサポートし、支え合っているような印象があるからだ。そんな2つの使い方も、それぞれのキャラを活かした感じがいいだろう。川沿いの空間は、このまま大きな空間で開放感あるし、もう一方はそのサポーター役として、作業部屋などの個室など裏方に徹しつつ、2つで1つのような上手いバランスをとっていければ最高だ。ちなみに言い忘れていたが、建物の上階にある共有ラウンジやMTGスペース、スカイテラスなども利用可能。2Fのみならず、建物全体をフルに使いこなし、この目黒川の環境、建物の中で、のどかに贅沢な時間を満喫して頂きたい。そして年にほんの数日、窓の外がピンク色に染まる瞬間を毎年楽しみに、のんびりと、いつまでもこの空間で過ごしていただいてはどうだろうか。
EDITOR’S EYE
このエリアでも人気の施設で、その中でも目黒川に面する2Fというベスポジにあるこの空間の募集はかなり希少だろう。もちろん1区画のみでも良いが、せっかくなら2F(2区画)を独占し、たっぷり会社のカラーを出して頂いた方がより良さそうだ。