麻布十番OFFICE 2403
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LOCATION
場所は麻布十番。駅前から環状3号線をまっすぐ進めば、六本木ヒルズに辿り着くというポジションとなれば、ギラギラとしていて賑やかな印象も受けるかもしれない。しかし、大通りから一本入った麻布十番商店街を筆頭に、路地沿いには名店と呼ばれる美味しい飲食店も隠れていたり、昔ながらの老舗の和菓子屋さんが多い下町感も感じられ、散策も楽しめるエリアだろう。
そんな麻布十番駅から出てすぐの新一の橋交差点。その一角に立ち、個性的な外観で街を見下ろすこの建物を見つけた。
SPEC & STATUS
鈴木エドワード建築設計事務所が設計した地上11F、地下4F建のビル。交差点の角を陣取っていることに加え、雲をイメージした切り込みが入ったパンチングメタルの外装がかなりインパクトのある、このエリアのランドマークと言える建物だ。おそらく、一度目にしたことがある方なら、建築に詳しくない人でも気になってしまう様な存在感を放っている。
外からのインパクトもさながら、その外装に覆われた低層部分は、4層分という圧倒される様な吹抜けスペースになっていたり、目の前の幹線道路や首都高からの騒音と視線を遮るという実用的な役割も果たしている。
室内こそ、スタンダードなオフィス仕様ではあるが、麻布十番駅直結という圧倒的利便性と、夜には東京タワーも正面に望めるという特別感も備わっている。このエリアで誰もが知るようなランドマークビルで、ハイグレードビルとはまた一味違うステータス感を感じながら働いてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
麻布十番商店街と言えば、たい焼きの元祖とも言われる「浪花家」が有名だろう。その他にも、近年の食べログ百名店がずらりと揃っていることもあって、仕事がうまくいった時には、奮発して楽しんでみたい。