南青山OFFICE 1002
EDIT
>>LOCATION
外苑前の交差点付近、オフィスビルが数多く立ち並ぶ青山通り沿いの一角にこの物件は立地している。周囲には著名な建築家の作品が点在し、まるで建築のショーケースのようなこのエリアの中で、この建物は一際存在感を放っていた。
>>SPEC & STATUS
設計はMoMAやGINZA SIX、また数々の名のある美術館を手がけたことで有名な谷口吉生氏。景色に溶け込むように工夫された1階部分のフリースペース、正方形の窓面と、等間隔に配置された柱が織り成す対称美の外観は計算し尽くされている。
緻密に作り込まれシンプルを追求した室内は、柱や壁がない開けた空間となっている。そのすっきりとした空間は、床から天井までの窓面が3方全面に配置され、外苑前交差点を見下ろすことができるので、窓際に立てば、まるでステージに立っているような高揚感すら覚える。また上層階ともなればミッドタウン方面まで眺望が抜けており、開口部3面から都心一体を一望できるという。
各フロア約50坪の規模ながらも、機能面においても光度を自動調節するオートライトや、1箇所ごとに操作可能なブラインドも備えられているなどと、巨大オフィス並みスペックも併せ持つこの空間。こんな場所で働けば、企業の格が上がることは間違いないだろう。随所に現れる設計者の仕事への拘りを感じながら、自身の信念を貫き、更なる成長を遂げる。そんなことも実現可能な建物ではないだろうか。
EDITOR’S EYE
まだ説明しきれていないディテールや機能が数多くあり、魅力を完全に伝えきれないのが残念だ。ぜひその目で全容を見てもらいたい。随所に施された拘りに心動かされること間違いないだろう。