赤坂OFFICE 342

LOCATION
TBSや充実した飲食店を中心とするエンターテイメントの街赤坂と、ビジネスと格式の印象を兼揃える溜池山王との間。銀座線・千代田線・南北線が徒歩圏内にあり、少し歩いて赤坂見附まで足を伸ばせば、丸ノ内線はもちろん永田町での有楽町線、半蔵門線もダイレクトで利用出来、圧倒的な利便性をもっているエリアに今回の建物はある。インパクトある波状の外観ではあるが、木を思わせる落ち着いた色調はどこか美術館のようにすら感じてしまい、軒を並べるバラエティに富んだ飲食店とのアンバランスさが強く印象に残るだろう。

SPEC & STATUS
それぞれの主張をまき散らす飲食街の看板の中に、少し引いて建っているこの建物。エントランス部分にある空地が更に余裕をつくり、他の建物との違いがより印象に残った。
建物内部は2015年に改修したこともあり、清潔感のある質の高いオフィスビル。エントランス部分には、待ち合わせなどにも丁度いいラウンジのようなスペースも用意されており、 第一印象も良い物件と言えるだろう。ワークスペースは至ってスタンダードだが、水回りはすべて共用部に集中しており、効率的な利用が可能。給湯室にはミニキッチン代わりにオープンカウンター型のキッチンが設置され、こういった設備の充実もストレスの少ないワークスペースを支える1つの要素と言えるはずだ。
建物としての満足度も高く、さらにはビジネス街・繁華街の双方の魅力を併せ持る立地。こんなオフィスであれば、働く時間もそうでない時間も含めて、都心部で働く魅力を存分に満喫した働き方が可能となるはずだ。

上層階のフロアは、眺望の抜けも気持ちよく、東京らしいビル群も望める。現状のスタンダードな室内に手を加え、少しだけ居心地を高めることで、グッとよくなる物件だと感じた。個人的には、2方向についたバルコニーと、食べるところに困らない立地が意外とツボ。仲間とワイワイやるB級ももちろん、特別な時間を過ごせる高級飲食店も共存する、ちょっと不思議な街を、他のスタッフと日々散策するのも楽しいのではないだろうか。