青葉台オフィス|コスパ良好2フロアセット区画
EDIT
>>LOCATION
最寄りは神泉駅。隣にある渋谷エリアの雑多感とはガラッと印象が変わって、しっとりとした雰囲気があるツウな大人の集まる街。グルメエリアとしても有名で、どのお店に入ってもハズレがないのでは?とさえ思える様なこだわりとクオリティが担保された店舗が多い印象だ。そんな神泉駅から旧山手通りを越えてもう少し先。旧山手通りと山手通り、そして国道246号線と激しめの道路に囲まれながらも、落ち着いた印象を醸し出す路地の深いところに、アールを描いたスタイリッシュなこの建物を見つけた。
>>SPACE
募集は1FとB1Fのセット区画。室内はそれぞれのフロアが独立していて、互いに干渉し合わない区画という珍しい組み合わせ。1Fはこぢんまりとしたスペースではあるものの、天井高が3mほどあり、一面のガラスブロックが印象的なスッキリとした空間。どちらかといえば、綺麗めに整えられ、外に向けた空間と言えるかもしれない。一旦外に出て、道路面からのアプローチを降りたB1F区画は、1Fの約3倍の面積を確保した広々スペース。スケルトンをベースにした無機質な空間で、エアコンや配線、建具などが全て黒でまとめられていることもあって、クールな印象に思えた。そんなB1Fは、広いドライエリアを介して、室内には意外なほどの採光が。スッキリとした印象の空間を優しく照らしてくれる光のおかげで、穏やかに過ごしやすい空間だ。
対外的な1Fに対して、しっぽりと時間を過ごせそうな落ち着いたB1F。2つの対照的な組み合わせによって、働き方のバリエーションが広がる空間だった。
>>HOW TO USE
最初に言っておくと、この物件はアクセスの良さや使い勝手の良さを求める企業には向いていない物件だろう。最寄りは渋谷から歩けてしまうため、わざわざ電車に乗るほどでもない神泉駅。かといって、渋谷からこの物件まで歩こうと思うと、道玄坂を登りつつ徒歩15分となかなかの距離だ。さらには、1FとB1Fが良くも悪くも室内で繋がっていないため、天気の悪い日も一度外に出てフロアを移動しなければいけないのだ。
しかし、その部分を乗り越えられれば、実はかなり魅力が詰まっているのも確か。坪単価は14,000円(税別)とリーズナブルだし、別途費用にはなってしまうが、最大で4台分の駐車場も空いている。2種類の空間を使い分けできるし、広々としたドライエリアをちょっとした植物などで彩って、より気持ち良く働くこともできそうだ。さらには、仕事終わりにグルメなお店の集まる神泉や松見坂を巡ったり、ちょっと足を伸ばして、目黒川の桜を見に行ったりと、このエリアを起点にした色々な楽しみが身近になるだろう。
働くオフィスには、利便性は大事かもしれないが、敢えて少々不便さを感じる方が、人の流れに左右され過ぎず、自分のペースで歩むことができるかもしれない。そんな風にこの空間とエリアにどっぷりと浸かりきって、マイペースに働いてみるのはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
アクセスが悩ましいとは言ったものの、渋谷からはバス便がかなり多く出ている。さらに、世田谷方面から淡島通り沿いを走るバスもあり、青葉台4丁目バス停で降りると、徒歩3分ほど。そう考えると、ただただ良い物件に感じて頂けるのではないか。