幡ヶ谷オフィス|最大天井高4.9mのスキップフロア空間
EDIT
>>LOCATION
幡ヶ谷と笹塚のちょうど間あたり。建物前に首都高や甲州街道が走り、反対の南側には京王線が走る。前後に通過する人たちは多くとも、そのほとんどが通り過ぎてしまう立地であり、オフィスとしてのニーズはあまり高くないかもしれない。しかし、そこに用意された空間は、なかなかインパクトのあるものだった。
>>SPACE
今回募集となる室内のスキップフロアの天井高は最大で4.9mもある、なかなかお目にかかれない印象的な空間。元々は写真スタジオとして利用されていた空間というだけあって、しっかりと陽が入りまとまった整形の使い勝手の良い空間。これほどの天井の高さが確保されると、このままでもかなりテンションが上がる人も多いだろう。圧倒的な空間力。そんな誰もを惹きつける強さをもつ魅力的な空間だった。
>>HOW TO USE
純粋にオフィスとしての利用としても、照明と床のカーペットを変えるだけで雰囲気はがらりと変わるはず。ちょっと想像してみれば、上のフロアから下を見下ろしながら話しかけるというカジュアルな働き方も容易にイメージできるし、下のフロア部分の天井から植物やアートを吊るせば、上のフロアからは宙に浮いたそれらが横に望めたりと、割と楽しい過ごし方のイメージも膨らむ。そんな風に考えると、空間は敢えて区切らず、段差を利用してオープンにゆるく仕切りをつけたりするのがいいだろう。
もちろん、スタジオなどの天高が必要な業種にはぴったりだが、長い時間オフィスに腰を据えて働く方にも、開放感あるこの空間を是非満喫してほしい。
EDITOR’S EYE
立地的には、首都高沿いということもあって、周りにのんびりできるようなところは少ないが、この建物には屋上庭園が用意されている。
4.9m級の天井の高さでも物足りなくなったときには、屋上で気の済むまで空を見上げてみてもらいたい。