北青山オフィス|ショールーム兼オフィスの居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
場所は表参道駅周辺。高級ブティックの数々など煌びやかで洗練された街をイメージする方も多いだろう。しかし、大通りを少し折れてしまえば、意外にも静かで落ち着きのある街並みが広がる。そんな、表参道駅から僅か2分ほど。青山セントグレース堂があるロハス通りのかつてクレヨンハウスのあった角地を折れてすぐ。大きな波を打ったガラス面が特徴の建物が出迎えてくれた。
>>SPACE
室内は、シンプルといえばシンプル。しかし、しっかりと個性も光っていて、その塩梅が絶妙でかなり好印象。入ってすぐのエントランススペースは、天井と壁に印象的なターコイズブルーのタイルを採用していて、そのクールな第一印象はかなり良い。そして、床材のサラッとした質感のモルタルは、程良い無機質感が空間の雰囲気を高める。空間の中央部分にある会議室は完全なクリア仕様。外からの光の通り道を邪魔せず、室内の中心でも閉鎖的な感じはしない空間を作り上げてくれていた。
メインとなるワークスペースは白く整えられたスケルトン仕様。塗装されつつも無機質な質感が垣間見える天井、白基調であることと窓先の抜け感なども重なって、想像するよりも開放感を感じるだろう。窓際には白く塗装された無垢のテーブルもあり、陽の光を感じながら、ホッと息をつくシーンが浮かぶ。なんだか、空間に散りばめられたさりげないこだわりが自然と爽やかさへ通じている気にさせてくれる、そんな空間であった。
>>HOW TO USE
先に申し上げておくと、この建物、その名に”AQUA”と言う名前を冠している。それを踏まえてこの空間を見渡してみると、窓が薄い水色がかっていたり、会議室もクリア、エントランスにはターコイズブルーのレンガなど、全体的に建物名に引っ張られてか、爽やかさを随所に感じることができる。そうとなれば、利用の仕方もそんなイメージに触発されたっていいんじゃないか。配置する家具は、空間の印象を大きく壊さない様に、シンプルなもので十分。さらに、この爽やかさに、グリーンを配置して健やかさを少々加えてもいい気がする。何なら服にも気を遣って、清潔感は高めに爽やかに。空間に溢れる清潔感。空間の透明感と相まって、なんだか風通しの良い環境が整う気がした。
建物名から始まり、空間、そして働き方もしっかりとした軸ができることによって、その辺の企業よりずっと、この青山エリアが似合う会社になれるはずだ。
EDITOR’S EYE
この物件のB1Fと4Fには美容室が入居中。そして今はもうクローズしてしまったが、1Fにはサウナが。なんだか、この建物の名前の元、清潔感高めの爽やかな入居者が多い傾向が。負けずと劣らず、爽やかに使いこなしてくれる我こそはという入居者、待っています!