神宮前オフィス|特徴的な外観のデザインオフィス
EDIT
>>LOCATION
南青山3丁目の交差点からキラー通りに入り、千駄ヶ谷方面へと進む。その道中には個性的なカフェや雑貨屋、フラワーショップなどが点在し、歩く楽しみを与えてくれる。とはいえ、そんなキラー通りから一本中へ入れば、すぐに長閑な住宅街へと変わり違った一面も見せてくれる。今回ご紹介する物件は、まさしくキラー通りを折れた先の住宅街で、周囲の建物と敢えて違った雰囲気を纏い、恥ずかしげもなくしっかりと格好つけている建物だった。
>>SPACE
コンクリート打ちっぱなしで少々歪な形状をした印象的な建物。今回の募集はその3F。
エレベーターからダイレクトインとなる室内へ入ると、まず目に飛び込んできたのは空間の中央で存在感を放つ大黒柱と、ギザギザとしたその空間の形。一瞬その存在たちに気後れしてしまうが、ぐるっと見渡せば、3方向の窓面から優しい光も差し込む健やかさも兼ね備えているので、じわじわと“悪くない”から“いいかも”と気持ちが変化させられる。その1つの要因としては、前入居者が残した優しい感じのフローリング。差し込む光とうまく混ざり合い、空間に清潔感や温かみも加えていた。
外からの印象とは異なり、気持ち良さを感じられる居心地の良い雰囲気。その形状が故にちょっとレイアウトには工夫が必要となるかもしれないが、空間を知れば知るほど好きになれる、そんな空間だった。
>>HOW TO USE
物件の第一印象は、コンクリの外観にとんがった見た目から、なんかカッコつけていて、スカしているなぁというのが正直なところだった。
ところが実際に空間に立ち入れば、優しさを感じる気持ち良い空間と、イイ感じのギャップを感じさせられる。さらにオーナーからは、バルコニーを壁で囲って+αの空間として使っても良い(法規的な制限は未確認)という提案があったり、建物の見た目から、強気な賃料設定を想像していたが、坪単価は16,000円弱(税別)とリーズナブルな設定という。知れば知るほど、予想に反したこの建物の優しさに触れる。そんな感じで、実はこの建物はカッコつけている訳じゃなく、素でイイ男なんだと気付かされた。
よく人を見た目で判断してはいけないと言うけれど、それは物件でも同じく言えるのではないだろうか。カッコつけていると誤解をされがちなこの建物。まるで少女漫画のイケメンのようなイイ男のこの建物と、まずは友達から始めてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
前入居者が残したフローリングにペイントした円を描く2本の白線。これにどんな意味があったのかはわからないが、波紋のように広がるその姿はなんだか落ち着いた雰囲気で、意外にも悪くなかった。そんなこともあって、最初は消せるのか試したが、帰る頃にはこれはこれでありな存在ということに気づいた。