池尻オフィス|元ホテルをコンバージョンした複合施設
EDIT
>>LOCATION
最寄りの駅は池尻大橋。駅前は246や首都高が走ることもあり、少々雑多な雰囲気もあるが、大通りから1本入れば、近くに目黒川があったり、昔ながらの商店街や、エリアならではの小洒落た飲食店やショップが点在する人気のエリア。今回ご紹介する物件は、そんな池尻大橋から中目黒方面へと商店街を少し進んだところ、知る人ぞ知る文化浴泉のお隣で見つけた。
>>SPACE
この建物は、48年間ホテルとして活躍してきたが、2023年1棟丸ごとフルリノベーションし複合施設として生まれ変わった。簡単にフロア構成の全容をお伝えすると、1Fにはカフェ&レストラン+ショップ、2Fと3Fは広さのバリエーションが豊富なオフィスフロア。4F/5Fには、プライベートサウナと、利用しない日には第三者へホテルとして貸し出すことができるリレント可能なホテルレジデンスが入る。
今回メインとして紹介するのはその2、3F。2Fはスタジオやギャラリーとしての機能を持たせた空間がずらりと並び、オープンなラウンジやコワーキングスペースといった入居者たちがコミュニケーションを取りやすいスペースが隣接する。3Fは半分ほどスケルトンテイストを残した空間がずらっと並び、どちらかといえば、2Fより仕事への集中モードは高め。自分たちのスタイルによってどちらのフロアを使うか選択しても良いだろう。部屋とは別に共用のテレカンブースや会議室なんかも備わっているのでご安心を。建物のご紹介したい要素が多すぎて、ここで全てを語れないことが少々悔やまれるが、レストラン、レジデンスフロアと絡めることで、働き方、交わり方が広がる期待値高めの物件だ。
>>WORK STYLE
池尻エリアをオフィスの構える拠点として考えた時に、馴染みのない人にとっては少々働くイメージが沸きにくいかもしれない。しかし、コアなファンも多く、個性的なショップや飲食店などが多いこのエリアに、ポテンシャルを感じてしまうのは自分だけではないはずだ。類は友を呼ぶではないが、似たような感性の持つ人が集まるこのエリアで、新しいコミュニケーションのハブとなる様な場ができたことは、素直に喜ばしいことだろう。
入居してからは、まず共用ラウンジで他の入居者たちと関係性を築くところから始めてみてはいかがだろうか。直接仕事で関係していないからこそ、肩の力を抜いて付き合うこともできる気がする。時には建物内の施設を利用して仲を深めてもいいし、隣の文化浴泉でざっくばらんに裸の付き合いをしてみるのも良いだろう。そんな付き合いができる様になったら、きっと仕事仲間では実現できない、特別な繋がりができるはず。もちろん仲良くなったあとは仕事を一緒にしてもいいし、休日すら一緒に過ごせる関係に発展しても素敵だ。
池尻大橋という躱した立地、コニュニケーションを誘発する様な建物。ここで生じる新しいつながりを大切にしていけば、このエリアらしい柔らかい喜びに包まれる時間が過ごせそうな気がした。
EDITOR’S EYE
最近のトレンドはやはりサウナと言えるだろう。実際に建物の5Fには、オフィス利用者も使えるプライベートサウナがついている。有料とはなってしまうが、仕事終わりや、なんなら仕事前にノンタイムでサウナを利用できるのは、サウナ付きにはたまらない魅力となるだろう。