神宮前オフィス|レトロなビルのセミスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
神宮前2丁目。表参道や原宿の活気から少し距離を置き、緩やかな空気が流れるその独特な雰囲気に引き寄せられる人も多いエリア。個性的なショップやカフェが多く点在していたり、カレーと言えば神宮前2丁目と言われるほど、カレーの名店があったりと、通な人に好まれるエリアと言えるだろう。
今回ご紹介する物件は、そんな神宮前2丁目と3丁目のちょうど境目を走るロードサイドにどっしりと立っている。
>>SPACE
年齢は50代半ば、レトロという言葉がしっくりくる顔立ちの建物。エントランスを含め外観はしっかり手入れされているものの、古いタイルだったり、エレベーターが階段の途中までだったりと、建築当時の時代背景を匂わせるちょっとしたことも渋いと思える。
そして室内は、両サイドに開口部を備え、スッキリと明るい。空間はそのままでも使える無骨なセミスケルトン空間で素直にカッコ良いと思える。特別際立った特徴こそないものの、横一杯に設けられた窓とその先にチラッと顔を覗かせる筋交に、抜け感のある眺望。素地のコンクリートは、最近の若い建物のそれと異なり、ツルッとせずに質感は強め。少々荒々しさは感じるものの、シンプルながらも良質な風合いに惚れてしまう。年齢こそ重ねているものの、いい歳の取り方をしたこの空間に、これからどんな付き合い方をしていこうか、自然とワクワクが膨らむ空間だった。
>>HOW TO USE
この空間を撮影中に、このおじさんはかなりモテるな、、と妄想が広がった。建物は築55年で人に例えるなら立派なおじさんというカテゴリに入るが、その年齢をも武器とした色っぽさは、間違いなくモテる部類と言えるだろう。
無駄なものを削ぎ落としたシンプルな空間ながらも力強く重厚感があり、長年街を見守り続けてきた経験からの余裕もある。一見完璧とも思えてしまうが、水回りは一からつくる必要があるので、カッコ良くも少し抜けているところが可愛らしさを感じる。さらにこの空間に合うような1Fには革靴専門店、2Fはヴィンテージのインテリアショップが入っていたりと、空間のみに飽き足りず建物全体で良い雰囲気を作り出していることも魅力だろう。
このおじさんがモテるのは、様々経験をしたからこその色気と余裕が魅力的に滲み出ているのだと感じる。この空間で働くからには、この建物に負けない力強さと、余裕を備え、素敵に良い時間の重ね方をしてみてはどうだろうか。
EDITOR’S EYE
ヴィンテージのインテリアショップが入居する
2F は、以前募集していた時はフローリングだったので、フローリングを敷いた時のイメージが欲しい時は、
2F のページをチェックしてみて欲しい。