南青山ショップ|イベントスペース有り 路面スケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
最寄りとなる外苑前駅から徒歩4分、かつては一帯のランドマークとしてベルコモンズがそびえ立っていた南青山3丁目交差点。その跡地には現在「the ARGYLE aoyama」が今まさにオープンを迎えようとしており、盛り上がり再興への期待感に溢れる場所と言えるだろう。交差点からFrancfranc脇をキラー通り沿いに少し進んだ場所にある、アール状の外観が特徴的なこちらの物件。通りに面した緑のアーチを潜った先にある路面区画は、外部からはそのポテンシャルを隠す様に、その内部に大空間を秘めていた。
>>SPACE
キラー通りから、緑のアーチを潜ってのアプローチとなるあたりにも名残は感じるが、この建物の顔となるこの路面区画は、以前はウェディング会場として、多くの幸せを見守ってきた空間だ。空間外部の正面にある広々としたイベント広場には、緑に囲まれた教会まであったとのことで、現状の面影のない光景を目にすると、少し寂しくも感じてしまった。
室内は約150坪の面積を確保した、広々店舗区画。現在はスケルトンとなるが、天井は約4m程の高さがあり窓も多めに確保。天井の鉄骨を覆った耐火被覆や、壁面のボード跡など、解体後のゴツゴツしたハードめな現状でありつつも、建物の特徴でもあるキラー通りに沿ったアール壁部分や、円柱からくる柔らかな印象もあって、光に照らされた空間は思いの外しなやかに感じられた。
>>HOW TO USE
一度緑のアーチを潜り建物内側に入ると、オフィスエントランスまでの長めのアプローチ部分に、ポッカリと開けた広場のようなスペースが現れる。募集区画はその広場に面するポジションで、現状、室内と広場とは直接の行き来はできないが、以前はここが全開放可能なサッシで、広場にあった教会とフルオープンで行き来が出来るという、かなり開放的な使い方をしていたそうだ。
驚くことに、区画と広場をつなげてしまう様な、そんな思い切った使い方も現在も引き続き相談は可能。空間も広場も、通りから奥まったプライベート感あるスペースだからこそ可能なこの利用のイメージは、もし再現できるとすれば、この空間の持つ可能性をさらに広げてくれるだろう。飲食も可能となるので、テラス席を確保したカフェなどとはもちろん相性も良いだろうし、ショールームだとしても、時には外部のイベント広場をうまく利用し、室内に誘う為のウェルカムスペース的な利用もありだろう。
南青山エリアの店舗区画として、もちろんコスト感は軽くないが、どうせやるならこれぐらいの個性がある大箱の方が、実現したいアイデアをやりきることが出来るはず。存分にポテンシャルを秘めた未完の大器は、幸せの残り香を微かに漂わせたまま、新たな出会いを心待ちにしていた。
EDITOR’S EYE
前面のイベント広場の利用については、費用感含め貸主側との相談が必要だが、せっかくならうまく活かしてもらえると良いだろう。実は1F区画の天井を一部解体すると、別で掲載のある2F区画と、セットでの利用も可能とのこと。広々とした空間に負けじと、膨らませたアイデアと共に様々な可能性を視野に入れ、まずはお問い合わせいただきたい。