松濤オフィス|コスパ良大型SOHO物件
EDIT
>>LOCATION
東急百貨店本店脇にある松濤文化村ストリート。通りを進むほど、背の高い建物も少なくなり、緩やかな上り坂になっているためか、空がだんだんと広くなるような気持ちの良さを感じられるだろう。この通りは松濤、神泉町、円山町の隣り合う境目となっていて、落ち着いた大人な雰囲気の中がありつつも、カジュアルさも感じられるようなエリアだ。そんな雰囲気を好む、こだわり強めな飲食店が点在する通りに、この低層の建物を見つけた。
>>SPACE
今回募集の302号室は、4LDKのレジデンス仕様で、そこにバスルーム2箇所、トイレ3箇所となかなか外国色強めの大型SOHO空間。メインとなる35帖のリビングダイニングは、贅沢な広さに加えて、南側の開口部から差し込む光がじんわりと空間に染み渡っていく様な柔らかい印象があった。キッチンやその他の設備についても、時の経過を感じるレトロな雰囲気を持ちながらも、綺麗に保たれていて、修繕されながら大切に利用されてきたことが伝わってくるだろう。そして、玄関からはリビングと別動線で奥の小部屋へと行ける点も、オフィス利用にとっては評価の高いポイントではないだろうか。さらには、廊下を進むほど、建物前面の道路からも遠ざかるため、しっとりとした静けさがあり、集中力が高まる様な気がした。
全体的にこの松濤エリアらしいとも言える上品な印象があり、居心地の良さから自然とリラックスして過ごせる空間だった。
>>HOW TO USE
エリアとしても間取りとしても、贅沢に住むことができそうな物件ではあるが、オフィスとしての使い勝手も意外と悪くない空間。さらには、賃料も相場からは比較的抑えられているとなれば、ここで働くイメージをすっかり考え始めていた。実は、大型犬までも飼育可能なこの物件、外国の映画やドラマのワンシーンのように、ペットと寄り添いながらソファに深く腰掛け、リラックスしながらラップトップを叩く、そんな働き方も似合いそうだろう。それならば、いっそのこと、敢えてLDには固定デスクを置かず、テーブルとソファなどで寛ぐことがメイン?と思えるくらい居心地を重視した雰囲気にまとめてみる。打合せや篭って集中するための部屋は廊下の奥に用意しておいて、いざという時には、しっかりスイッチを切り替えて働ける。
元々が居心地の良い空間だからこそ、リラックスして働くことも、集中して作業することもどちらも厭わないだろう。どんな働き方にせよ、時間が経過するのを忘れて仕事に取り組むことができる、そんな空間になってくれるだろう。
EDITOR’S EYE
リモートワークが当たり前になり、自宅とオフィスの境界線が曖昧になりつつある現代。自宅よりも自宅らしい空間に仕上げられれば、寛げるホームオフィスとして、スタッフが自然と集まってくる、そんな空間を目指してみて欲しい。