神宮前オフィス | 日当たり抜群メゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
表参道、青山通り、キャットストリートなど、ファッショナブルな通りに周囲を囲まれる神宮前5丁目エリア。いわゆる表参道エリアの中心的な立地であるが、本来は住宅エリアでもあり、大通りから少し奥へ入れば、住環境や小洒落たショップなどが入り混じるこのエリアらしい街並みが続く。そんな神宮前5丁目の、ちょうどおヘソにあたる場所。どの駅からも10分ほどは掛かってしまうような奥の奥に、この個性みなぎる建物があるのをご存知だろうか。
>>SPACE
まるでヨーロッパの遺跡を模したような独特すぎるデザイン。1992年築なので、よくあるバブル時代の産物という感じだが、決して変なダサさはなく、むしろいい感じに歳を重ねて雰囲気もよくでている建物だ。今回はそんな建物にある1室を紹介する。
区画は1Fの入り口から入った、B1-1Fで構成されるメゾネット空間。”地下”というフレーズに懸念をもたれる方もいるかもしれないが、そこは安心して欲しい。この空間はいわゆる地下空間のイメージとは真逆な感じで、この空間に入ってなにより驚いたのが、B1部分の明るさだ。南向きの大きな窓面から差し込む光が、吹き抜けを介して下までダイレクトに落ちるような粋な作り。B1の外にはライトコートもあって、窓を開ければ風も抜けるし、なんなら1Fより明るく、ぱっと見地下感はまるで感じない居心地のいいスペースだ。1Fはまた印象が少し異なり、天井が高く、濃いめな色の建具と落ち着いた光でぼんやり照らされ、雰囲気としては渋いという感じだろうか。どちらも内装は、レジデンスとオフィスが入り混じったようなどっちつかずな感じだが、空間の質の高さは十分感じて頂けると思う。
>>HOW TO USE
内装は手を出し始めたらキリがなさそうだが、この味気ないタイルカーペットを、もう少し素材感のあるものに変えるだけでも、雰囲気の良さは増すだろう。あとはこだわりの家具によって、うまく全体の雰囲気を整えていく感じが良さそうだ。間取りもシンプルなので、オフィスとしての使い勝手はもちろん、実はレジデンス仕様で水回りが整っているので、SOHOとしても住みながら働くのもアリ。個人的には、あえてこの落ちてくる光の下を作業場として、ポカポカな光を浴びながら、ゆっくりと仕事の時間を過ごしたい空間だ。立地が奥まっているので、出入りが多い会社には少し厳しいかもしれないが、室内作業が多い方々には、この空間では徹底的に引き込もって、好きなだけクリエイティブな時間を満喫していただきたい。
EDITOR’S EYE
最低限の水回りが付いているので、どうしても避けられない徹夜作業の時なども、次の日シャワーを浴びてさっぱりした気分で2日目を迎えたり、たまにはみんなでご飯を作ってみたりなど、うまく利用できたら良さそうだ。