高輪オフィス|スケルトン風居抜き空間
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>>LOCATION
高輪台駅から桜田通りを白金高輪方面へ進み、途中を右に少し入った住宅街にある今回の物件。高輪と聞くと高級住宅街をイメージするが、周りに高い建物が少ないこともあってか、なにも身構えずとも迎え入れてくれるような居心地の良さがある。最寄り駅は徒歩6分の高輪台駅だが、品川駅へも徒歩15分と、意外にもアクセスという面でプラスに捉えられそうな立地に、土地のバリューもあってか、どこか気品を感じるこの建物は建っていた。
>>SPACE
数年前にリニューアルされたこの空間の完成度は高め。フロアごとに色味の異なる木目調の床と、ボードが抜かれコンクリートが露わになった天井から、体育館やアリーナにいるようなアクティブな印象を受ける。そして南向きに比較的大きく取られた窓からは暖かな光が入り、“採光十分な体育館のような空間”というなかなか珍しい雰囲気を醸し出している。天井も2Fが2.7m超(一部を除く)、3Fが3m近くと、事務所としてはなかなか贅沢な高さを確保しており、あまり圧迫感を感じずに過ごすことができそうだ。3Fに足を踏み入れてまず目に飛び込んでくる無骨な階段は、このフロアの入居者にのみ使用権(別途使用費用有り)が与えられる屋上スペースへの唯一の導線。屋上からは、南は大崎、東は品川エリアのビル群までを見渡すことができるため、是非とも3Fを借りる際はマストで押さえ、その眺望も楽しんでほしいと思う。
>>HOW TO USE
品川駅へは徒歩15分と少々かかるが、圧倒的な機動力を持つ品川駅に直接アプローチ可能なことで、活動の幅を日本だけでなく海外へも広げやすいのも、この物件の持つ魅力の1つと言えるだろう。ゆとりある天井高が確保されていたり、屋上に上がれば一気に視界が開けたりと、立地としては奥まった場所にありながらも、圧迫感や閉塞感といったことから切り離してくれそうな要素の多いこの建物。日当たりが良く居心地のいい空間で仕事には没頭しつつも、品川の機動力をうまく活用し、エリアに縛られることのない働き方ができればいいと思う。
EDITOR’S EYE
坪単価や初期費用も抑えられており、トイレも設置済み。エリアとしては少し馴染みがない人もいるかもしれないが、都内以外や海外への機動力を考えると、中々良い条件の物件と言えるだろう。