千駄ヶ谷オフィス|ルーフバルコニー付きの吹き抜け空間
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>>LOCATION
明治神宮と新宿御苑、2つの森に抱かれるように位置する代々木・北参道エリア。原宿や新宿といった賑やかな街に隣接していながら程よい落ち着きがあり、オフィスを構える候補地として選ぶ人々も増えてきた。そんなエリアの住宅街の中に、ゆったりとしたテラス越しに新宿御苑が望めるという、なんとも贅沢な空間を見つけた。
>>SPACE
募集は最上階の4F。この階だけは1テナントのみという特別仕様。まずはとても明るくゆったりとした玄関スペースのお出迎え。足下までのびる程大きめの窓は玄関先には珍しい。エントランスから第一印象も外さないこの空間にいよいよ足を踏み入れ、そのまま脇目もふらずに奥へと突き進めば、思わず「おぉー!」と声を上げてしまうほど特徴的なメイン空間が悠然と待ち構えていた。吹き抜けの天井は扇形に弧を描き、側面にはかわいらしい正方形の窓が並ぶ。コバルトブルーがアクセントの螺旋階段は、贅沢な眺めが堪能できるリッチな小空間へと誘ってくれる。そして見逃せないのは、室内に対して大きすぎるくらいのバルコニー。正直BBQという言葉を連想せずにはいられないが、お酒を飲むだけで我慢するにしても充分楽しめてしまうだろう。抜けた視線の先には新宿御苑の緑を捉えることができ、つかの間の休息にバルコニーへと出れば、まるで散歩したかのような効果さえ得られそうである。扉を開けっ放しにしていても静かなので、季節の良い時期には、ここでランチでもとりたくなる環境だ。
>>HOW TO USE
元々住居として使われてきたこの空間は、水回りや収納などの機能も充実している。ミーティングルームに使えそうな小部屋もあり、さまざまなタイプの要望を聞き分けてくれそうである。そんな空間を数年前にオフィスとしても利用できるようリニューアルされたこの物件。これほどの魅力をふりまけば、一度決まってしまうと次にいつチャンスが訪れるかは分からない。こうした、まさに逸材と呼べる物件を待ち望んでいる方には、事前にご要望をリクエストしておいていただくことをおすすめする。なんの仕事においても、まわりとは一味も二味も違う「一点もの」の仕事ができるようになったなら、それは一人前と呼んでいいのかもしれない。そんな地位を確立するためにも、質感の良いインテリアや、高さを活かした照明と観葉植物で空間を彩り居心地を最大限まで高める。そんな風に仕事場も同じよう「一点もの」の環境を手に入れ、その中に身を置くことで日々仕事をブラッシュアップしていってほしい。
EDITOR’S EYE
細部にも味があり、例えばバルコニーへ出る扉はスライドではなく開き扉になっている。開けっ放しにしているとガーデニングに凝りたくなるような、ちょっと外国的で粋な雰囲気を醸し出してくるのがまた憎いところである。