神宮前オフィス|天井高3.5m視認性の高い居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
原宿が世界に誇るkawaii文化を象徴する竹下通り。ファションやスイーツ、アイドルやアニメなどの様々なショップがカラフルに、そして賑やかに通りを彩っている。それらを求めて集まるガヤガヤとした雰囲気や人の多さに好き嫌いはあるかもしれない。しかし、そんなフレッシュなエネルギーが生み出す独自のカルチャーやトレンドは他では味わえない面白さとも言えるだろう。そんな竹下通りの中間辺りから折れたところ、緩やかなカーブに合わせてラウンドした形状の建物があった。
>>SPACE
道路面がRを描いたガラス張りになっている視認性の高い建物。今回の募集はその2F区画。エレベーターもあるが、登ってくださいと言わんばかりの主張のある階段を登らずにはいられなかった。
室内は、グッズ販売とライブイベントを行う店舗の内装居抜きの状態で、残されている白い壁と青いカウンターなど、爽やかな印象。そんな中こぢんまりとしているが、ステージがあり、ここでライブが行われていたであろう熱狂の跡も残されていた。現状は居抜きであるため、表層に見える部分からのイメージが先行しがちではあるが、実は空間のベースとしても、ポテンシャルは高め。天井高は3.5mほどあったり、道路側一面がガラス張りになっていて、視認性も採光も確保され、なかなか雰囲気は良い。エアコンなどは設置して僅か1年ほどという新しいものが残置されているため、この有難い状況も利用しつつ、自分たちの好みのテイストにして利用したいと思う空間だった。
>>HOW TO USE
今や、人は誰でも自分の「推し」を持っていることが多いと言えるだろう。それは、アイドルであったり、モノであったり、千差万別ではあるが、好きな「推し」に没頭することで、心が豊かになるということもある。この建物がある竹下通りは、様々な「推し」を求めて人々が集まる場所ということもあって、そういった熱気なども身近に感じられる場所とも思えた。
そんな場所の近くにあるこの空間は、外からの視認性も高いため、働いている姿が丸見えになる。ある種この空間自体がステージの様にも思えてくるだろう。それならば、敢えて、ブラインドなどは設置せず、働く姿を通行する人々に見せつけてみてはいかがだろうか。働くスタッフそれぞれのファッションも然り、ベースの良い空間をアレンジして、さらに雰囲気良く利用してみる。室内も外から見られていると意識することは、オフィスを散らかしてはおけないという気持ちが自然と芽生え、きれいに整えていることが常態的になるかもしれない。
ガラス張りの窓から見えるきれいなオフィスとそこでカッコ良く働くスタッフ。そんな風に、自信を持って働き、このエリアの「推し」企業として、人気になっていって頂きたい。
EDITOR’S EYE
この建物、見覚えのある方もいるだろう。以前はニコニコ本社として、1棟利用されていたことで有名になり、現在もアニメや動画配信系の企業に人気となっている、いわば聖地。と言っても、その様な業種に限定しているわけではないので、物件が気に入ったらどんな企業もまずはドアを叩いて頂ければ。