南青山オフィス|天高約4m 緑に囲まれた空間
EDIT
>>LOCATION
渋谷から六本木方面へと向かう六本木通り。上には首都高が走ることもあり、人通りよりも車通りの方が多く、ロードサイド特有のやや寂しい印象がある。しかし、青山トンネルを超えたあたりまで歩いてくると、そこだけ高い建物がなくなって、常盤松御用邸の緑と青い空が広がり、のんびりとした雰囲気を感じられる気持ちの良い場所が現れる。そんな意外な気持ち良さをもたらす場所のすぐ近くに、少々カッチリとした見た目のこの建物を見つけた。
>>SPACE
以前はオフィス、レジデンス、そしてビジネスホテルとして複合的に利用されていた建物。その中で、ホテル部分を、今回新たにサービスオフィスとしてリニューアルした。
1Fから2Fまで吹き抜けとなった天高7〜8mはあろうかというラウンジスペースや、今ドキなフォンブースに入居者が利用できる会議室など、共用部はかなりの充実っぷり。対して、専有部の室内はというと、1F部分はスケルトンをベースに、空調や照明などを設けただけというシンプルな空間。しかし、その空間の一面がデカデカと窓になっていて、建物裏側にある公開空地のふんだんな緑を感じられるというニクいアクセントが用意されていた。
2F部分も、窓の大きさこそ違うものの、1Fと同様に4m近い天高と約70〜80坪のワンフロアという広さもあって、スケール感を感じられる。そしてどちらのフロアにも共通して感じられたのが、意外なほどの静けさ。建物正面を走る六本木通りや首都高はどこへ行った?と思うほど、交通音などは感じられず、落ち着いた穏やかな時間が流れている空間だった。
>>HOW TO USE
穏やかでゆっくりとした雰囲気を纏った空間。もちろん、近くにある常盤松御用邸の敷地や、この建物裏側に溢れる緑を存分に感じられるということは大きいだろう。しかし、この建物の持つ落ち着いた雰囲気は、そういった環境に加えて、ある要素が関係しているのだと感じた。それは、もともとがホテルだったということに他ならない。旅先での疲れを癒し、一休みしてまた活動の力を得る、そんなホテルの要素を受け継いだ空間。オフィスとして生まれ変わっても、そんな要素が自然と滲み出ているのではないだろうか。
ガツガツと長い時間仕事に取り組むことが大義とされてきた時代もあっただろう。しかし、働き方も大きく変わり、いかに自分たちが心地良く、働きやすいかということも重要だと考える人も多いと思う。ここでは、安息を感じながら、リラックスして、のびのびと前向きに仕事に取り組める、そんなオフィスとしていかがだろうか。
EDITOR’S EYE
今回はこの建物内で大きめの区画をご紹介したが、別フロアには小さめのサイズの区画も順次募集予定。共用部は同様に利用できるため、面積がそれほど必要なくても、充実したサービスを感じたいという方はぜひお問い合わせください。