代々木オフィス｜抜け感のある眺望付きオフィス

>>LOCATION
ここの住所は代々木3丁目。渋谷区ではあるものの、実際のところは新宿駅や南新宿駅が徒歩圏内なため、ここを表現する際は”新宿”という方がしっくりときてしまうそんな場所。今回ご紹介する建物は、甲州街道沿いに位置し、向かい側に渡れば新宿区。まさに渋谷と新宿の区境の場所で、真新しいこの建物を見つけることができる。

>>SPACE
2023年11月竣工の新築ビル。室内に入ると、新築特有の建材の匂いが程よく漂い、まだ誰の手にも渡ってないということが感じられワクワクさせられる。基準階である2F〜9Fは、1フロア利用で約200㎡。柱など、遮るものは一切無いので端から端までよく見通せ、清々しくて気持ちがいい。また一部天井躯体現しの部分は、オフィスではなかなか見かけることがない天井高3,200mm超で、縦方向にもよく伸びて気持ちよさは倍増。内装はシックなトーンで整えられ、クセがなくまろやかな印象なので、食わず嫌いをする人はおそらく少ないはずだ。
そして何より、中層階以上は南北に設けられた大きな窓からの景色が壮観。北側は甲州街道とビルとビルの間を縫うように走る首都高ビュー。南側は、渋谷のビル群まで抜けており、明治神宮に生い茂る緑と青空をも望むことができ、格別な景色。
真新しい雰囲気に、抜群の眺望。そして、空間もありきたりのオフィス仕様ではなく、時代のニーズを掴み、綺麗に印象良く整えられているため、なかなかポイントの高い物件だと感じた。

>>HOW TO USE　
周辺を見渡してみれば、数軒隣に文化学園大学がどーんとあり、環境的には賑やかな学生街かと思いきや、斜向かいにはラグジュアリーホテルであるパークハイハット東京がこれまたどーんとあり、大人の色気も漂う。はたまた、前面道路は片側5車線の甲州街道で、車線ごとに一目的地の道路表示と忙しない分岐点でありつつも、建物の裏手は、のどかな緑道が伸びて、かなりゆったりとした時が流れる雰囲気。そもそも、住所は渋谷区でありながら、最寄り駅は新宿駅とほぼ新宿。色んな要素が入り混じる環境で、なんだか掴みどころがないなぁと感じたが、逆を言えば如何様にも対応ができるポテンシャルを秘めているとも言えるのではないか。様々な要素があるから色んな企業の色々な思惑に対応できる建物と考えれば悪くないはず。空間と眺望は良好、あとは物件周辺に転がる要素を楽しみながらも、自分たちの軸はブラさず、しっかりと地に足をつけてこの建物で働いてみるのはいかがだろうか。

些細なことであるが個人的にこの物件で気になったのが、室内の照度や色温度を自在に操ることができる調光機能付きLED照明。自然界に存在する多様な光の色を選択することができ、人間本来が持つ体内リズムの乱れを抑制してくれるようだ。意外とありそうでなかなか出会う機会が少なかったスペック。空間の表情も照明で一瞬にして変わるオフィス、いかがだろうか？