学芸大学SOHO|トリプレット物件
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>>LOCATION
学芸大学駅を出るとすぐに商店街が広がり、昼も夜も活気に溢れているこの街。入りやすいチェーンの飲食店をはじめ、気の利いたカフェや個人店も多く並ぶため、暮らすには良いバランスなのだろう。久しぶりに駅前に降り立ってみたら、スーパーに夕飯の買い物に来た人や、のんびりと散歩をする人などが多く見受けられ、ゆったりとした下町感が滲み出ていた。そんな街の中、わずか駅から徒歩1分の線路沿いに見つけた今回の物件。コンクリートに覆われた大きな岩のような見た目からは、クールで無機質な室内が広がる様子が想像できた。
>>SPACE
今回の募集区画は3F~5Fのトリプレット。入り口となる3Fへエレベーターで向かうと、着いた先で広々とした玄関前バルコニーがお出迎えしてくれた。期待を胸に、木製の味のある玄関扉を開ければ、その先にあったのは、白い壁や天井とダークブラウンのフローリングが良くマッチしている暖かみのある空間。外観の印象から想像していた無機質な空間とは違い、そのギャップに楽しさすら感じた。そして、スマートな階段を上がった先の4Fには、3Fよりひとまわり小さくなった正方形の空間のみ。ふと窓の方へ目をやると、3Fに比べて窓先の抜け感が良いことに気付く。さらにコンパクトになる5Fへと急いで上がり、窓からの景色を確認したら、さらに遠くまで見渡せる気持ちの良い景色が広がっていた。バスルームの中からもその景色を一望でき、のんびりお風呂に浸かりながら景色を眺めるのを想像したら、羨ましくてにやけてしまいそうだ。
上層階に行くにつれて小さな空間になっていくこの物件。特に5Fは約6坪と小さく、屋根裏部屋が備わっているかのようで、少しワクワクさせられる空間だった。
>>HOW TO USE
ひとつひとつのフロアが小さめで、5Fに関してはほぼ水回りに面積を取られてしまっているため、この物件との相性はかなり分かれるかもしれない。しかしその分、SOHOとしての利用や少人数でのオフィス利用には大いに向いているだろう。各フロアの役割を明確にして、オンとオフをしっかり切り替えられるような空間作りが叶うのがこの物件の魅力。全体的には住居っぽい雰囲気を持った空間だが、顔としての役割を担ってくれる綺麗なエントランスは、オフィスとして成立するための要素となってくれている。つまりは、家っぽくもあり、オフィスっぽさも出せる空間。加えて駅から徒歩1分という利便性も鑑みると、暮らしと仕事を並行させる生活を送る人には、いいとこどりの都合の良い空間であることは間違いなさそうだ。
EDITOR’S EYE
室内は、作り込みすぎないかっこよさを持った空間だと思う。クールぶらない感じを出しつつ、程よく気を利かせている、わざと力を抜いているんですよと言っているような空間。そういう意味でも、一枚上手な感じを出せる好都合な物件である。