南青山オフィス | 屋上付きデザイナーズSOHO
EDIT
>>LOCATION
南青山にある骨董通り。今ではその面影はないが、昔は骨董屋が並び、路面電車も通っていたという。近年は海外アパレルや飲食店が日本進出の足掛けとして選ぶなど、いつの時代も色褪せないこの通りの魅力もまたすごい。そんな骨董通りの中腹あたりから、一本路地を入った場所にこのシュッとした表情の建物はある。この辺りは住居エリアということもあり、目と鼻の骨董通りとは対照的に、だいぶ静けさを取り戻した穏やかな環境だ。
>>SPACE
1Fには人気のフレンチレストラン。ご紹介はその最上階にある3F部分となる。本来は住居として作られているこのSOHO区画だが、コンクリート打ち放しの壁や天井に、床はOAフロアという、いわゆるデザイナーズオフィス空間。天井も高く、部屋の形もいいためか、全体的にガラッとした印象だ。おそらく、奥にすっきりと収納されているユニットバスやキッチンなどを見るまでは、そこが住居仕様とはなかなか気づかないだろう。SOHO物件特有の生活感が出ていないのもこの空間の良さと言える。
もう一つ、この区画の上にある屋上も特別に付いてくるのだが、そこがまただだっ広くてすごく気持ちいい。居室とほぼ同じ面積というのもすごいが、周辺には背の高い建物がないので、視線もよく抜けて、見上げる空も大きい。周辺が静かな住居エリアというのもあり、天気が良ければ1日中、そこでボケーっと過ごしても飽きなそうな場所だ。
>>HOW TO USE
屋上付きの物件への憧れはある一方で、実はなかなかうまく使われないという話はよく聞く。しかし、この広々として気持ちのいいスペースなら、少しは使うモチベーションも上がるはずだ。ベタだが、テラスデッキを置いたり、日差しの強い時はタープを設置して、日中そこで風を感じながら仕事なんていうのもやっぱり憧れる。そんな優雅な過ごし方が、この人気の青山エリアで得られるというのも、またなんて贅沢な話だろう。メインとなる内部空間もベースは仕上がっているので、その代わりに家具は長い目線でいいものを揃え、空間の快適性をより求める感じでも十分だ。1つ買ったらもう1つ大きなおまけが付いてきたような、なんともお得感のあるこの募集。せっかくならこの屋上を日々のいいリフレッシュスペースとしてうまく活用していただくことで、おまけでもらったこのスペースが、きっとすぐに、オフィスにとってなくてはないらない重要な存在となるだろう。
EDITOR’S EYE
エレベーターがない3Fなので、あまり荷物の出し入れをしたり、出入りが多い会社には少し辛い面はあるかもしれない。どちらかというと、日中オフィス、または屋上での作業をメインに、クリエイティブ作業に没頭するような会社に良さそうな空間だ。