北参道オフィス・店舗・住居 | 1棟リノベーション済みデザインビル
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LOCATION
近年では「ダガヤサンドウ」という愛称でも呼ばれる、北参道・千駄ヶ谷界隈。元々ある穏やかな住環境の中に、小洒落た飲食店やカフェ、ショップなどが点在していて、アパレルやデザイン系のオフィスも多く構えるなど、感度の高い方々に人気のエリアだ。この建物があるのは、北参道駅からは4分ほどの、明治通りとJR線沿いの間。東京デザイン専門学校の校舎などが並ぶ一画に、穏やかな表情で佇むこの建物を見つけた。
SPACE
2019年に1棟フルリノベーションされたこの建物。変に自分を主張する事もなく、落ち着いた色合いで、周囲の環境にもうまく足並みを揃えている感じがなかなかの好印象だ。
室内は4フロア構成の合計135坪ほど。ベースはスケルトン仕様で、1Fは天井高3.4Mの店舗向け空間。その上の2F~4Fはいずれも3M弱ながら十分抜け感は得られて、4Fだけは屋根裏のような下り天井が妙に落ち着く作りとなっている。リノベを施されたと言っても、近年の個性が強めのセットアップ物件のような装飾の足し算ではなく、むしろ引き算。無駄な脂肪を全て削ぎ落とし、動ける体へシェイプアップされた感じ。窓面も多いので、日中は光もよく射し込んできて、明るく、ふわっと柔らかな優しい雰囲気に包まれる。数分おきに近くを駆け抜ける電車の音も聞こえてくるが、ここらしいBGMとしてうまく解釈して頂ければ、意外とすぐに気にならなくはなるのではないだろうか。全体的にスッキリとしていて、ここから何色にも染めやすい、そんなニュートラルな感じが素敵な1棟ビルだった。
HOW TO USE
建物自体のニュートラルさに加え、利用用途の自由度も高めというのが面白い。1Fは飲食店までもOKな店舗区画。その上はオフィスやショールーム、最上階4Fに限っては、所在する地域の制限でシャワーブースの付いた住居仕様という作り。この1棟の中に、店舗を構え、オフィスも備えて、最上階には自分の住居までも作れてしまうことも出来る、そんな一粒で三度おいしい建物。四六時中好きな事業に没頭し、疲れ切ったら即寝床へ。そして翌朝も通勤0分ですぐ始動も可能だし、夜や週末は1棟自分の家として、贅沢にも使えるというのもまた魅力だ。なんならキッチン代わりに1Fを飲食店にするのもアリかもしれない。そんな、狂ったように仕事が好きな方にも、いい拠点となるだろう。
もちろん、そんな極端な使い方でなくても良いと思うが、このファッショナブルな方々が集まるダガヤサンドウエリア。そして自由度を備え、如何様にもなれるこの1棟ビル。そんな建物を、ただの味気ないオフィスで終わらせるのではなく、このエリアらしい感度の高い方々にもズバッと響く、クリエイティブな働き方、使い方、過ごし方を創造していただけたらと願いたい。
EDITOR’S EYE
ベースが整っているので、内装に手をかけずとも、このままでもすぐに使える手軽さがいい1棟ビル。レンタル利用など以外は、幅広く利用の相談もできそうなので、様々な複合利用が考えられそうだ。ただ、人通りなどは少ない穏やかな住宅街なので、店舗部分については、うまく呼び込む工夫が必要となるだろう。