EDIT
今も変わらず若者のファッションの街、原宿のキャットストリート。
最近では下着メーカーがオリジナルのアンダーウエアをつくることのできる店舗を出店し話題を集めるなど、ファッションをはじめとする情報の発信地であることは言うまでもない場所だ。
ガラスのキューブのようなコンパクトな印象。1階はミュージシャンとしても活躍する女性モデルのプロデュースする旗艦店舗が営業しており、情報発信地のまさにど真ん中といった印象である。
フルスケルトン、ガラス張りのこの物件は元々店舗を想定されてつくられている。それだけに道路に面したファサード部分は、自社をアピールするのに活用できそう。制作物を定期的に露出するのか、オフィス内を作り込んで見せてしまうのか、社名を掲示するのか、いずれにせよ「見せるオフィス」として、楽しい空間を作りたくなる物件だ。
オフィスから一歩外に出ればそこはオフィス街にはない、落ち着いた雰囲気と感性が磨かれそうな空気が広がる。それは街を歩く人の多くがアパレルショップで働くスタッフだったり、ファッションを楽しむ若者だからだろう。働くことを楽しむことの要素に、ファッションを挙げる人もいるのではないだろうか。この場所をオフィスにすれば日々の仕事におけるファッションの楽しみ方も、少し変わってくるかもしれない。
EDITOR’S EYE
会社の対外的なイメージや働く街にこだわるなら、こんな物件がお勧め。街に自分の感性を馴染ませて、自分自身がよりファッショナブルに働くのもいいし、オフィスから何かを発信する働き方も面白い。
物件のある場所がポテンシャルのある場所だけに、色んな働き方のデザインが見つかりそうだ。