神宮前オフィス|環境に配慮した新築オフィス
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>>LOCATION
場所は神宮前2丁目。他の神宮前アドレスとは少々毛色が違い、玄人好みで「通」な印象のエリア。どの駅からの絶妙な距離感があり、大規模な商業施設もない。しかし、表通りに限らず、路地裏を覗いても、拘りの強い飲食店や物販店が多く点在していることも人気の一因と言えるだろう。そんな神宮前2丁目エリアの入口とも言えるあたり、渋谷神宮前郵便局の手前に、新たに竣工したばかりのこの建物を見つけた。
>>SPACE
道路面を全面ガラス張りとしたピカピカの新しさが際立つ建物。1Fから6Fまで全てをオフィス区画とした働くためのビルだ。80坪〜430坪とフロアによってサイズ感の幅はあるが、総じてこのエリアでは珍しくまとまった面積を確保可能。室内に入ると、スッキリとした天井高3mの大空間が広がっている。なぜこれほどスッキリとしているのかと室内を見渡してみれば、ほとんどの壁面がガラス張りということに加え、天井にあるはずのものがないということに気づくだろう。梁だけでなく、エアコンも天井設置ではなく、床からの吹上式を採用しているため、余計な凹凸がなくスッキリと感じられるのだ。そして、各フロアの窓先は植栽で緑化されていたり、フロアによっては、複数箇所のバルコニーがあって、仕事の合間に風や陽射しを浴びてリフレッシュできるスペースまで備わっていた。
新築の真新しい広々とした大空間で、窓先には緑やルーフバルコニーもあって、働く環境としては申し分ない、そんな物件だった。
>>WORKSTYLE
オフィスの役割や意味も段々と変わりつつある現在。その昔、ただ働くために詰め込まれる「ハコ」だったオフィスから、業務効率を優先した機能性を高めたオフィスへ。さらに近年は、働くスタッフのモチベーションや満足度を求め、パフォーマンスを引き出すためにデザイン性や居心地の良さを追求した空間に。そして、現在まさに、次の段階へと進んでいる。これまで室内の環境のみを重視してきたオフィスが、これからは省エネや環境配慮を取り入れた外に視野を広げた空間へと変わってきはじめたのだ。
この建物はそんな未来を見据えて、一歩先を行く設計。先進テクノロジーを取り入れ、エネルギーの自給自足をも考えた、省エネや環境配慮をリードする物件だと言える。これからのオフィスにあるべき姿勢として、2030年までに新築建築物の平均で実現すべき、一次エネルギー消費量を従来の50%以下にするZEB Ready基準を早くも認証予定なのだ。
そんな建物に入居することで、環境や省エネに自然と目が向く様になり、それがスタンダードになっていったらとても良いことだろう。意識が変われば、全てが変わる。環境配慮型の次世代オフィスを利用し、自分たちを取り巻く環境のことをもっと理解して、深く考え、それを、仕事を通して今度は自分たちが実行していく。そんな意識を育む場になったら素敵だ。
EDITOR’S EYE
最上階などに人気が集中しそうだが、オススメは実は4F区画。280坪の専有部に加えて、50坪近いルーフバルコニーなどの外部スペースがあるのだ。外と中の垣根を越え、有意義にこの空間での時間を過ごして頂きたい。