EDIT
新宿駅から甲州街道を都庁の方に進んでみると、建物の隙間からニョキッと顔を出す建物があった。最上階の丸い先端に、船や飛行機の操縦室を思わせるガラス張りの部分があり、そのスペースがいったい何なのか、不思議に感じた事がある人もいるだろう。この物件は、まさにその部分のスペースの紹介だ。
この物件の一番変わっているところは、建物自体がホテルであること。24Fのフロアも含め、このスペース以外は、ほぼ客室というロケーション。エントランスをくぐり、ホテル独特の空気を感じつつその部屋に向かう。24Fのフロアに着き、廊下の突き当たりまで進んだ先に、この空間は用意されていた。
扉を開けると目の前に広がるパノラマ、窓の近くまで行き下を覗き込むと、人は蟻のようにちっちゃく見え、下手な展望台より楽しめる。
場所は新宿。都庁を背にし、街を見下ろす好ポジションは、なかなか気持ちが良く、まるでこの街を制覇したかの様な気分にも浸れるだろう。是非入居した会社には、ガラス面に向かって机を配置するレイアウトにしていただき、昼、夕方、夜と時間によって外の景色は色をかえていくのを眺めながら毎日働いて欲しい。来客時の対応や、ミーティングペースは別に個室があるため、そちらを活用すれば、ワークスペースのガラス面はフルに机を並べて働く事も十分可能だ。
室内には、バスルームも備わっており、いざというときには宿泊にもスマートに対応できる。ホテルのような、自宅のような、オフィスのような、、そんな感じがありながらも、この部屋を利用する方には、新宿を見守るといった任務もきっちり遂行することを忘れないでほしい。
EDITOR’S EYE
日が暮れた夜にも期待が膨らむ。部屋の照明を落とし、デスクスタンドの照明で働くというのも格好いい。そんな環境で働いている自分を好きになりすぎないように注意してください。