神宮前店舗・オフィス|竹下通り入口至近の天高居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
原宿の象徴的な場所といえば、まず竹下通りを挙げる人も少なくないだろう。昼間は海外からの観光客や修学旅行生などがひっきりなしに通行し、かなり賑やかな場所。フレッシュな若さと活気が溢れる通りで、ここから生まれる独自のカルチャーやトレンドもなかなか面白い。そんな竹下通りの原宿駅から程近い場所に、控えめに顔を覗かせた様なこの建物が立っていた。
>>SPACE
今回は竹下通りに面した路面区画を含む、1Fから3Fまでの募集。通りからは、建物奥側にL字型に空間が広がっているが、通路とも思えてしまう細いスペースを通って進むため、ダンジョンを進んでいくかの様なドキドキ感からスタート。そんな室内は、1Fはほぼスケルトンという状態ではあるものの、素地の良いコンクリートのためか、なかなか雰囲気は良い。大型のテレビモニターやエアコンにトイレ、多すぎるほどの照明なども残されているため、それほどコストがかかる印象もなく、とっつきにくさは感じられなかった。2F,3Fは、1Fのコンクリートのクールさとは打って変わって、爽やかレベルの白をベースにしたオフィス空間。ちょうど建物の切れ目の抜けている部分から存分に陽が差し込む事もあって、明るく健やかな印象も増長されていた。
2F,3Fにあるちょっとしたバルコニーからは、竹下通りの人の波や、原宿駅へと入ってくる山手線も見えるが、一歩室内に入ってしまうと通りの賑やかな印象は、意外にも感じられない。寧ろ、建物奥側はかなり静かで、時間を忘れて穏やかにこの空間で過ごしてしまいそうなほどのギャップを感じる空間だった。
>>HOW TO USE
原宿を代表する賑やかな通りである竹下通り。そんな通りに面していながらもその室内は、本当にここが竹下通り?と思える、静かな環境になっているギャップが面白い。さながら、台風の目の中にいる様な感覚を感じられた。
それならば、どんどん来客を促す様な店舗利用ではなく、自分たちの世界に集中し、仕事に取り組むようなオフィスとしての利用もしっくりくるのではないだろうか。1Fに関しては、コンクリートの雰囲気の良い空間が商品を映えて魅せてくれそうなので、ショールームなども◎。2-3Fは、1Fと同様にコンクリートのクールな空間を目指しても良いが、ソファなどの家具を置いて、リラックスして仕事に取り組むフロアと、それぞれが集中して仕事にまっすぐに取り組めるフロアに分けて内装を作り上げても良いだろう。
この建物を利用して働くことで、自分たちの上昇していくパワーを外へと発揮し、このエリアをさらに賑わせる強い風を巻き起こして頂きたい。
EDITOR’S EYE
実は分割でも利用が可能だが、その場合は1F区画以外の利用者は、竹下通りの裏側の入口しか利用ができなくなる。さらに分割で利用する場合よりも1-3Fをセットで利用する方が、賃料についてもかなり抑えめになるという。それならちょっと背伸びしてでも、一括で利用してみて頂きたい。