神宮前オフィス|落ち着き感じる天井スケルトン空間
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LOCATION
明治通りと表参道の交わる神宮前交差点。元々人も車も多い、賑やかな交差点ではあったが、ハラカドやオモカドといった商業施設が誕生し、インバウンド効果もあって、より一層賑わいを感じさせている。さらに、その一角を担っていた八角館もついに解体が始まり、また数年後には新たなランドマークがこのエリアを彩るのだろう。そんな交差点のラフォーレ側から明治通りを進む。ABC MARTの脇から伸びる路地の途中に、建物前を悠々と利用している特徴的なアースカラーの外観のこの建物を見つけた。
SPACE
募集はガラス面が特徴的な2F区画。広々とした1Fエントランスからエレベーターで2Fへ。室内はスタンダードなタイルカーペットのオフィス仕様ではあるが、鉄骨の梁がむき出しになった天井高めの空間。水まわりやエレベーターも含めた36坪という面積ではあるものの、3面採光の窓面の多さや、梁まで真っ白に塗装された2,850mmほどの天井高のおかげもあって、面積以上に広々と感じられた。そして、この空間の窓面は、様々な印象を見せてくれている。正面の窓からは、敷地内の松の木が覗き込む静けさや、時間帯によっては、真南の角の窓から、眩しいくらいの陽当たりが注ぎ込む気持ち良さもある。
場所によって、時間帯によって、感じられる気持ち良さの違いを堪能しながら、賑やかなこのエリアに居ながらも落ち着いて働ける空間だと思った。
HOW TO USE
明治神宮前駅からは徒歩で僅か3分という立地もあり、原宿エリア全開のかなり賑やかな場所。流行の移り変わる速度や街から受ける情報量も多く、日々オフィスに出社するだけでも、かなり刺激的に感じられるポジションと言えるだろう。しかし、そんな環境でありながら、この空間自体は穏やかで落ち着いた印象で、原宿というエリアの雰囲気も感じつつ、仕事にはじっくり集中して向き合いたいという企業にはトコトン刺さるかもしれない。
そんな中感じたのは、この空間の落ち着いた印象は、賑やかな街とのギャップによってより強く感じられているのではないか?ということ。雨が降った後にしか美しい虹は出ないのと同じ様に、もしかすると、原宿という賑やかな場所を通ってきた後にしか、この空間の真の魅力は感じ得ないのかもしれない。
それならば、空間にたどり着いた時にはより一層リラックスして働ける様に空間を整えたい。床材を質感のあるフローリングに変更してみたり、家具や植物などインテリアにもこだわって居心地を高めてみるのは必須。魅力的な街の中心に近い場所でありながら、穏やかに過ごせるオフィス。そんな空間では、時間を忘れるほどのめり込んで働ける気がした。
EDITOR’S EYE
原宿駅側からの通勤の場合は、竹下通りを通行する必要があるだろう。竹下通り自体も色とりどりのカラフルな看板や服装の人々で溢れているが、路地に入れば、ガラッと印象は落ち着く。どのルートでこのオフィスに出社したとしても、この空間では落ち着いて働ける様に運命付けられていると思えてしまった。