赤坂オフィス|TBSを望む開放的な空間
EDIT
>>LOCATION
TBSや赤坂Bizタワー、赤坂サカス、おまけに一ツ木通りにずらっと肩を並べる飲食店など、エンタメ性の強い赤坂エリア。そんな印象が強いエリアではあるが、同エリア内には高級料亭や公園、住宅なども存在し、長閑さすらも兼ね備えている。少々カオス感すら感じるが、1つ街で様々な雰囲気を体感できるから、個人的にも好きなエリアだ。今回ご紹介する物件は赤坂Bizタワーのすぐ目の前。赤坂駅2番出口を出てすぐのところに堂々と立っていた。
>>SPACE
募集は、まるで空中に浮いているかのような見た目の7F部分。足を踏み込んだ瞬間は、ちょっと変わった間取りで少々怯んだが、メイン空間へ進むと、そんなことは一瞬で忘れてしまうほど気持ちの良い空間が広がっていた。正面左右に270°床から天井まで設けられた窓面からは、目の前のTBSや赤坂Bizタワーをも見渡せ、なかなか見ることのできないアングルに思わずテンションが上がってしまう。さらに、どこにいてもずっと窓先に抜け感を感じられるから、すっきりと開放的だし、晴れていれば陽も燦々と入るので、気持ち良さと健やかさも兼ね備える。
正直ここまで気持ちの良い空間であれば、スタンダードな内装などの、わずかな物足りなさや小さな不安などは無視してしまうくらい、夢中になってしまうのも必然と思える。この空間は“とにかく気持ちが良い”その一言に尽き、撮影が終わっても余韻が残る、そんな魅力的な空間だった。
>>HOW TO USE
駅から建物までの道中は人気の舞台ハリーポッターの世界観が作りこまれ、近くのTBS前広場ではちょうどイベントの準備中で楽しげな街の雰囲気。そんな風景をこの空間は特等席の様に見下ろせ、楽しげな雰囲気をずっと快適に見ていられるのだから、まさに空間の魔法にかけられたかのような、そんな感覚だ。それであれば、その魔法の効果を最大限にするための方法も検討すべきだろう。そのままでもなぜかしっくりきてしまうカーペットも明るいタイルなどにチェンジして、空間にクリアさを追加する。レイアウトは良い意味で悩ましいが、窓先に向けてカウンターの様にデスクを配置して、“全席特等席”としてみるのも面白そうだ。
駅前でハリーポッターの世界を潜ってきたからついつい魔法という言葉に引っ張られてしまったが、魔法の様な体験と思わせるこの空間もすごいし、なによりこの空間を紹介する上で魔法という言葉を頭から離さなかったハリポッターも、またすごい。
EDITOR’S EYE
写真でお気づきかもしれないが、この空間やたらダウンライトが多い。その理由を聞いてみたところ、元々天井は青色で、ダウンライトは星空をイメージして設計されたとのこと。その時は言われてみれば、、、?とそれぐらいの温度感だったが、撮影の帰り道、外からふと7Fを見上げたら、設計士の意図がわかった。