EDIT
キャットストリートの一筋裏手、表参道の裏手…言い方は色々あるけれど、我が城にするには絶妙な場所。落ち着いた雰囲気を保ちつつ、街としてのにぎわいも予感させてくれる。
路地の行き止まり、青空の似合うホワイトの一戸建て、出窓に、ツタ。いずれも普通に働くために必要な要素にはならないが、どれもがその「普通」の真反対にあって、堂々と存在している感じがとても魅力的だった。
「戸建で働く」と考えたとき、何をポイントに選ぶだろうか?
この物件を初めて見たとき、戸建を選ぶからこそ建物の外観や雰囲気にこだわりを持ってもいいんだと改めて感じた。何と言っても戸建となると木造が多い。コンクリートがメインのビルとは全く違うやわらかさは、こういうところから滲み出てくるものなのだろう。
戸建でしか得られないこういった雰囲気は、働くことに対する考え方もやわらかくなりそうな予感さえ感じる。業務をこなすだけの空間なら、こんな場所でなくてもいい。仲間と時間や考え方をシェアできることも、働く場所の役割のひとつ。どちらも「働く場所」であることには変わらないが、後者を選ぶなら、こんな物件を借りてみたい。
EDITOR’S EYE
テラスを見渡せる窓際に目を向ければ、犬が飼い主を待ちわびる様子がイメージできてしまったり、都心の真ん中にある物件とは思えない空気感を持った建物。オフィスとしての要素をすべて取り除いているからこそ、働き方のデザインが試される物件だ。