池尻オフィス | シンプルセミスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
池尻大橋駅より8分ほど。首都高渋谷線に沿って渋谷方面へ進み、交差する山手通りを左へ曲がると、程なくして風変わりな建物が見えてくる。緩やかなカーブに沿って建つこの建物は、通りから見ると薄く尖った鋭利なフォルムをしており、正面から見るとまるで船の帆のような動きある形をしている。オフィスを説明する時、まず見逃す人はいない特徴的な建物だろう。今回はそんな建物の上層階、5F部分が空いたので紹介する。
>>SPACE
室内は直角三角形をした少し変わったプラン。部屋のサイズによってはレイアウトが難しくなってしまいがちな形だが、約50坪ほどある今回のワンルーム空間ならさほど影響はなさそうだ。天井はスラブ下で3.1Mほどと高めで、それぞれの面に多くの窓面を持ち、入り口から奥に向かって広がる作りも相まってか、より空間に奥行きと広がりを与えているように感じた。実際に使用の際は、ワークスペース、ミーティングスペースなどいくつかの領域に分ける必要が出てくるだろう。もちろん明確に部屋を分ける方法もあるが、なるべく空間の流れを遮らず、低めの間仕切りや本棚などで柔らかく全体をレイアウトしてほしい。奥の窓先には細長いバルコニーもあり、休憩や気晴らしに使用する事も可能。そこから望む山手通りの眺望はなかなかのもので、夜は行き交う車のライトが色気ある夜景を演出してくれそうだ。水回りなどもスッキリとまとめられているので、無駄なく安心して働ける環境は整っていた。
>>HOW TO USE
作り込まれた空間ではないが、比較的ベースは整った空間。このままでも十分良いし、もし物足りなければ床の素材を換えて、空間のグレードをより上げるのも良いだろう。ちなみにこれまでのテナントは事業拡張のために移転した会社が多く、もちろんこの物件のおかげというのは言い過ぎかもしれないが、もし良い流れを生み出す力がこの物件にあるとしたら、それは是が非でも味方に付けたいものだ。帆を広げ、良い流れを追い風とし、次のステージへ進むための起爆剤としてこの空間を使ってみてはどうだろうか。
EDITOR’S EYE
渋谷駅へは地下鉄で一駅。頑張れば徒歩でもアクセス可能という魅力的な立地。また、方向を変えれば中目黒や三軒茶屋へも同等の距離でアクセル出来、仕事はもちろん、仕事終わりなどもなにかと楽しめる立地と言える。その割りに賃料は比較的リーズナブルに設定されているので、多少希望のエリアから外れていも、検討する価値は十分あるだろう。