南青山オフィス | デザイン仕様居抜き
EDIT
>>LOCATION
ファッションのトレンドを牽引し続ける、表参道周辺エリア。メイン通りはもちろん、みゆき通りでは今も変わらずファッションの変遷を目で追うことができる。根津美術館前の交差点に当たったら右手に曲がり、骨董通り、六本木通りを越えると閑静な住宅街が始まる予感。その入口すぐを位置取るビルの一室に、今回ご紹介する魅力的な空間は内包されていた。
>>SPACE
室内に入ると、男性が特に好みそうなテイストの色気香る空間が待ち構えていた。粗削りな天井に、温もりをプラスする床。どちらを向いても光射し込む、多めにもうけられた大きな窓。くもりガラスは隣の建物の存在感をやわらげ、やさしい光だけを届けてくれるクッションのよう。照明は蛍光灯できっちり、、かと思いきや、よく見ると根元はレールになっている。自分たちでスポットライトなんかを持参すれば、簡単に良いムード漂うオフィスを演出できてしまう。プランは癖のない長方形なので、レイアウトもしやすそうである。もしや弱点が見当たらないのでは…と思っていたら、ひとつだけ。水回りはすべて共用部にあり、経年が正直気になるかもしれないので、ここは実際にその目でご確認いただきたい。その反面のメリットとしては、募集面積に水回りが含まれていないため、他の物件よりゆったりとした使い方ができるだろう。おまけに水回りの清掃も不要というのも有り難い。
>>HOW TO USE
フレキシブルに使いこなしやすそうなこの空間。とっつきやすいテイストであることからも、多くの人の興味の懐に滑り込めると思う。むしろ端正に整いすぎたプランは、こちらのセンスを問われそうでレイアウトに迷ってしまう。家具は少なめに、シンプルな余白をうまく活かして過ごしやすいオフィス作りにチャレンジしてみてほしい。こうして邪魔になる要素が少ない空間だからこそ、そこに置く家具、そこに居る人の”個”が際立つのだと思う。自分たちの色がハッキリとしている人たちにとっては、ちょうどいい温度感を持った仕上がりになっているので、ぜひ現地にてここで働く妄想をふくらませてみてほしい。
EDITOR’S EYE
表参道の次に近い駅は、渋谷と広尾駅。どの駅からも10分は歩くことになるので、その点は頭に入れておいていただきたい。逆に言えば、歩くのがあまり苦ではない人にとっては、渋谷駅や広尾駅も徒歩圏内にはなるということだ。