麻布台オフィス | 再開発エリアに隣接の居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
現在、大規模な再開発が行われている麻布・虎ノ門エリア。広大すぎる敷地の中に、アマンレジデンス東京が入る日本一の高さを誇る超高層ビルや、緑と共存する低層商業エリアなどが完成予定で、今後数年のうちに、このエリアの雰囲気・存在感はガラッと変わるだろう。そんな今最もアツいエリアとも言える麻布台の一画。その周辺の賑やかさは我知らずとばかりに、のんびりと立っているこの建物をみつけた。
>>SPACE
4階建ての小ぶりな建物。その裏に、日本一の高さのビルがずどーんと立っていて、その大きさの対比がなんとも面白い。また、雰囲気良く彩られた1F2Fの空間が窓越しにチラチラと顔を覗かせていて、それが建物の印象にも運良くいい効果を与えていた。
募集はその上にある3F部分。室内には以前の入居者が作ったという空間がそのまま残されていて、室内の半分は天井ボードが落とされたセミスケルトン仕様、床は昔ならではな黒いPタイル張りのままという感じ。そんな約30坪ほどのワンルーム空間を、ガラスのパーテーションによって、柔らかくも明確にエリアを分けるよう作られている。正面側の窓は東向きなので、午前中はよく光も入りそうだし、その窓の先にはご近所さんの東京タワーもチラリと。今は隣接エリアが絶賛工事中のために、どうしてもその音が室内にいても感じることはあるものの、今後数ヶ月でその工事も落ち着き、だいぶ穏やかなワークスペースへと戻っていくだろう。
>>HOW TO USE
所々痛んでいる部分もあるため、多少の補修は必要ではあるが、ほぼほぼこのまま使えてしまう手軽さがいい空間。ぱっと見でもレイアウトが容易にイメージできるし、オフィスだけでなく、ショールームやあまり出入りの少ない店舗なども相談可能というから、使い方も色々考えられそうだ。
空間の良さはもちろんながら、個人的に気に入っているのは、この建物の引きの良さ。というのも、大通りから一本奥まった路地沿いにあることで、これまでは少しニッチな存在だったであろうこの建物。それが偶然にも隣接するエリアが開発によって開かれ、急にホットスポットの仲間入りを果たしてしまった。いわば棚からぼたもち状態。ただ、そんなエリアの一員となりながらも、これまで同様のように立ち振る舞うマイペースさと、新築ビルにはない肩の力の抜けた居心地の良さを兼ね備えた居抜き空間。また、賃料設定など、色々なバランスがうまく取れた、結構な掘り出し空間を見つけてしまった気がする。これは今後盛り上がるであろうこのエリアに、今のうちに足を突っ込むチャンスではないだろうか?
EDITOR’S EYE
今後再開発エリアが完成していく事で、周辺環境が変わり、公園や商業エリアもできていく。そうなると、これまでは建物単体で完結となっていた働き方も、今後は周辺の環境をうまく利用した働き方もできるだろう。ちなみに、居室の他に、地下の駐車場には別途契約(別途費用)の6㎡ほどの倉庫を借りる事もできる。荷物が多く、収納を要する場合もサポート万全だ。