代官山オフィス・店舗 | 1棟リノベーション済みクリエイティブ施設
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>>LOCATION
代官山駅より8分ほど。八幡通り沿いにあるENEOSの脇道を一軒分奥へ入った場所にこの建物はある。2015年にビル1棟リノベーションを行い、その年にはグッドデザイン賞も受賞するなど、当時なにかと話題をさらったこの建物。程よく緑に囲まれ、正面の階段を上がった先にはカフェと広いウッドデッキも。そこでお茶をしている人々のシーンを見ると、どこか代官山らしいシーンだなと感じる、そんな建物だ。
>>SPACE
募集はこの1Fにある2部屋。連続する木製サッシ枠が特徴的な、いい顔をしている区画だ。以前はアフタースクール、レンタルスタジオとしてそれぞれ使われていた区画だが、それらの内装は解体され、現在はセミスケルトン仕様のニュートラルな状態。白塗装をベースとしたコンクリート現し空間の中に、耐震補強用の黒くゴツい鉄骨のブレースや、木製サッシ窓が、空間のスパイスとしていい感じに映えている。区画の正面には大きな軒下のようなスペースや、ガーデンテラススペースもある。そこは共有部なので、もちろん専用使いとまではできないものの、このスペースがある事で室内からも抜け感を感じられて、良い作用を起こしているように感じた。
現在は、2区画に分けられているが、実は壁の一部を壊す事で1つの空間として繋げる事もできるという自由さも。立地や建物のクリエイティブな雰囲気、空間の自由度と、なかなか魅力が詰まった物件だった。
>>HOW TO USE
この建物のテーマは『子供×クリエイティブ』。そんなこともあり、今回募集のこの区画では、「子供にまつわる事業」に限った募集という大前提のルールがある。
例えばスクール系や創作系の場、撮影スタジオやキッズ関係のプロダクト製品の販売などなど。通常の募集に比べると間口はギュッと狭まるものの、それでも意外とキッズにまつわる使い方は色々考えられる。むしろキッズ関係と的を絞る事で、建物が求めるテーマとうまくリンクするような企業が集まり、未来のコラボ相手と出会えるかもしれない。ここでは、子供だけではなく、隣人も愛し、一緒に学び、共に育つ意識することで、いつまでも子供のような純粋な気持ちでクリエイティブな活動に向き合って頂けたら本望だ。
EDITOR’S EYE
検査済証など書類の関係で、例えば認可保育など行政へ申請する事業が難しい可能性もあるので、事前の確認が必要のようだ。建物の中には、他にカフェやスタジオ、クリエーター向けのシェアオフィスなども入り、建物全体でクリエイティブな環境を作り出している。そんな施設が代官山という街とうまく雰囲気もリンクしていて、とにかく魅力的な施設だ。