五反田オフィス|最上階 リノベ空間
EDIT
>>LOCATION
今では”スタートアップの聖地”とまで言われるようになり、街のイメージが大きく変わってきている五反田。駅周辺の繁華街には、高架下のお洒落な飲み屋も出来たが、昔から通な人が足繁く通う怪しげな隠れ名店も健在で、“イマドキ”と“ならでは”の混じり合う魅力的な街に仕上がってきている気がする。
そんな五反田駅周辺から大崎広小路駅前の交差点に差し掛かると、いきなり目の前に空が広がり、視界がパッと明るくなる。そう感じさせるのは、駅前の再開発予定地のせい。そんなポッカリと空いた広大な敷地の真正面に、ちょこんといるこの建物をみつけた。
>>SPACE
今回の募集は2020年9月にリノベーション工事が完了した、最上階となる10F区画。エレベーター降りてすぐのエントランスホールの明るく雰囲気の良い仕上がりから空間の期待値を高めてくれて、いざ扉を開けて中に入ると、その期待を裏切らない空間が広がっていた。最上階ともあって、五反田の街並みを一望できる眺望と、4面採光の陽当たりの良い空間に、床の躯体現しのラフさが絶妙なバランスを保っている。欲を言えば個人的には、天井は黒ではなく白い方がこの爽やかな印象の空間をより活かせたのではないかと思ったが、それをあまり気にさせないくらいの心地良さを感じることができる仕上がりだった。
空間の中に一部、バルコニーと同じレベルの高さがあるインナーデッキという遊び心もあって、一段上がるだけでも頭を切り替えることが出来るスペースとなりそうだ。最上階という強みを使い展望台のような要素も存分に発揮された、なんともプレミアムな空間だ。
>>HOW TO USE
インナーデッキをどう使うかにもよるが、会議室を造るなどのレイアウトのイメージがしやすい空間。日中はずっと明るく、窓の外には抜け感のある眺望と空が広がっていて、この空間で働く気持ち良さは間違いないだろう。
ここで、どうしても気になるのが建物向かいの再開発だ。調べたところ、日本郵政が21階建の複合商業施設を2023年春頃に完成予定らしい。現在の抜け感ある眺望は期間限定のものとなってしまうのは非常に残念ではあるが、施設が完成するまでの工程含め、最上階から見守って頂けたらと思う。完成後は、五反田の新たなランドマークタワーとなり、建物周辺環境も大きくステージが変わる可能性も秘めていて楽しみである。そんな大きく変わろうとしているこのエリアで、進化、発展するのは街だけでなく、もちろん入居者も。このオフィスから見える景色は、五反田の街並みだけではないはずだ!
EDITOR’S EYE
昔は夜のイメージも強かったが、現在はそんなネガティブな印象はほとんど無い。今後、周辺相場が上がっていくかもしれないので、この最上階は今が狙い目だろう。