神宮前オフィス ｜青山通り裏手 約400坪の居抜き空間

>>LOCATION
渋谷から、表参道の方に進む青山通り沿い。青山学院、それに向かい合う国連大学と、急に空が広くなるスポットがあるのはご存知だろうか。このあたりからちょうど、青山エリアに突入するぞという、スイッチのようなものが入り、個人的には少しだけテンションが上がる。今回の物件は、そんなスポットの国連大学側ポジション。このエリアに来た際はついつい足を運んでしまう青山ブックセンターの真上の空間だ。

>>SPACE
この物件は、ライフスタイルカンパニーFrancFrancのオフィス居抜きという希少な募集。そもそもの話になるが、意外と驚いてしまったのは、この物件の立地とサイズ感。青山ブックセンターには良く来るので、この不思議なアプローチには慣れているつもりだったが、この場所に400坪弱のオフィスがある事自体にびっくり。そして、周りの青山、神宮前の雰囲気からは完全に切り離されたような奥まった場所なので、閉鎖的ともいえる独特なプライベート感があった。そんなちょっとした違和感を感じつつも、室内に立ち入ってみればさすがのFrancFranc。おしゃれさだけでなく、品の良い空気感とやわらかさなど、完全に先ほどの違和感など忘れ、ワクワクする感じに飲み込まれた。当然エントランスからフロア全体を見渡すことはできないが、見えないスペースへの期待感はなかなかのレベル。サイズ感からいえば、奥にあるワークスペースはスタンダードな仕様だろうと分かっていても、わずか1/3程度の見える範囲で、良いオフィスであることを決定付けてくれるだけの第一印象の良さがあった。

>>HOW TO USE
居抜きといっても、現状空間を彩る家具やアート作品などは残念ながら撤去予定。残るのはエントランス周辺の来客スペースや会議室部分がメインではあるが、それでもここが良い空間であるという印象は揺るがないはずだ。フロア自体は地下といってもちゃんと開口部も備わっているので、閉鎖感がある感じはない。もし地下的な要素を見つけるとしたら、周囲から切り離された様な程よいプライベート感があるといったところだろうか。もちろん、仕事をする上では、存分に集中できる環境となり、地下という点でさえも、もはやメリットにもつながる特性ともいえるだろう。
1フロア下がれば、青山ブックセンター、少し外に足を運べば、華やかな青山通り。オフィス街に行かないとなかなかないサイズ感でありながら、この物件の控えめなポジションや、特性ともいえる静かな環境は、実にクリエイティブな仕事をするのに適している気がしてならない。粛々と内に秘めた思考やアイデアを世に送り出す為の空間として、このチャンスを逃す手はない。

居抜き入居の期限は2020年7月一杯を予定しているが、この規模感のレイアウトを考えるには、入居が年末近くだとしても、早すぎはしないだろう。居抜きの状態に関しても、現入居者も柔軟に対応いただけるとのこと。せっかく居抜きとするのであれば、内装だけでなく、うまくその遊び心を引き継いで、単なる仕事場で終わらない空間にしてみてほしい。