東オフィス・店舗|コスパ良好メゾネット物件
EDIT
>>LOCATION
渋谷・表参道・恵比寿・広尾の四角形のちょうど中間地点にあたる渋谷区東4丁目エリア。
駅からの距離と比例するように、都会の喧騒は次第に薄れ、教育施設も多いエリアとしても相応しい落ち着いた環境が整った住宅街が広がっている。六本木通りから美術館通りと呼ばれる通りに入って少し進んだところ、ビジネスエリアからは少し躱した位置に、入口の風貌からもすでに変わり種、といった印象のこの物件があった。
>>SPACE
元レストランの内装を居抜きで利用できるメゾネット空間。外からは少し閉鎖的な印象を受けたが、室内へ入ると1Fの天井高は3m近くあり、坪庭のようなテラスに面した落ち着いた雰囲気のスペース。その脇の階段の下には、隠し部屋のように元レストランの厨房設備があり、ユニークさが際立っていた。
更に、存在感のある階段を上がった2Fは、開口部の多いロの字型の空間。使い方には一工夫が必要かもしれないが、道路に面するバルコニーの窓を大きく開放することで、空間全体を風が抜けるような健やかさを感じる気持ちのいい場所だった。
元々店舗だったというだけあって、空間の作り自体がかなりの変化球的物件。そんな特徴且つ、駅から離れた立地ということもあっての坪単価約15,000円(税抜)という割安感。それならば、敢えてこの物件でオフィス利用にチャレンジするのも面白いと感じた。
>>HOW TO USE
普通に考えれば、厨房が無い方が面積的にはより効率的に空間を利用できる。しかし、折角残された厨房があるならば、昼間テラスの緑が心地よい1Fスペースを来客、打ち合わせをこなすラウンジのように仕上げ、夜、仕事が終わった後、本気のBarを営業してみるのはいかがだろうか。スタッフでの運営を中心として、時にはゲストバーテンダーとして取引先の方を招待してみる。スタッフ同士だけでなく、取引先や近隣の人ともコミュニケーションが取れ、地域との関わりを持てる存在感のある場所にしても良いだろう。
外からはわからなかったが、一度足を踏み入れると、一般的なオフィスに満足できない変化球物件好きにはたまらない空間。ここから先の使い方次第では、さらに大きな軌道を描いて変化しそうな空間は、使い方次第では変化球どころか、もはや魔球レベルの空間と言えるかもしれない。
EDITOR’S EYE
各駅からの距離はギリギリ徒歩圏内といった印象。渋谷と表参道を繋ぐ定期循環バスのバス停が物件から徒歩2分の距離にあるので、うまく使いこなしてみるのもいいだろう。
物件はユニーク、エリアの雰囲気は良。あとは、空間での遊び方と、アクセスをどう乗り越えるかの答え次第だ。