三宿オフィス・店舗|1棟貸し ガラス張りで視認性有り
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>>LOCATION
池尻大橋駅と三軒茶屋駅のちょうど中間地点に位置する三宿エリア。その独特のスロウな空気感は知る人ぞ知る根強い人気のエリアだろう。池尻、三茶それぞれの駅からは徒歩で10分以上。決して便が良いとは言えないが、周辺にはちょっと検索するだけで、評価の高い飲食店や隠れ家的なお店も多く有り、住み始めると抜け出せなくなる、そんなエリア。その中心地点である三宿の交差点から淡島方面へ向かう途中、世田谷池尻郵便局の交差点の一角にシュッとした面持ちの建物を見つけた。
>>SPACE
1Fから5F+屋上までの1棟物件。1F部分の駐車場区画を除けば、外観はほとんどがガラス張りと言っても大袈裟ではないだろう。この物件、1つ1つのフロアはそこまで大きくないが、フロアごとでコンセプトの違うショップを見ているかのように内装や空間の雰囲気がガラッと変わるのが面白い。しっかりと作り込まれている分、選り好みはあるかもしれない。毛色が分けられている空間の特性は生かしつつ、少し内装に手を入れれば、チームごとや用途ごとにも使い分けはしやすそうだ。2Fから3F、4F…と上へ上がっていくほど、室内はどんどん光を取り込み明るく気持ちの良い空間になっていた。それもそのはず、ガラス面が可能な限り最大に取られた2面採光。光を取り込むだけでなく、上階になるほどに窓先に見える建物も低くなり、眺望は抜け感が出てくる。極め付けはコンパクトだが、プライベート感のある屋上区画。残置物として水栓とシンクもあり、天気の良い日には青空の下で食事も楽しめそうだった。
各フロアでのレイアウトなど工夫は必要ではあるが、明るく開放的な室内や屋上と、少し手直しする程度で、グッと良くなりそうな内装を考えれば、独特の空気感を持ったこの三宿エリアへの興味がどんどん湧いてくる気がした。
>>HOW TO USE
渋谷にも青山にもない空気感を持った三宿というエリア。世田谷公園を中心として、住宅街が多いエリアだからか、街ゆく人はせかせかせず、落ち着きのある構えの方も多い印象。このエリアでは慌ただしくバタバタと働くスタイルは似合わない。そして、大人数のスタッフが働くような利用には向かないであろうこの物件。それならば、気心の知れた仲間とゆったりと空間を使い倒すような気持ちで働いてみてはいかがだろうか。エリア的には生活圏として毎日建物を見る人が多いだろう。そんな人たちがあのビルなんだろう、気になる!と話題になるように、室内だけでなく、外からの見た目にも拘ってみる。ガラス張りで視認性の高い室内だから、窓付近に荷物が散らかっているのはもってのほか。内装は床に少し手を加えて落ち着いた雰囲気に変更してみてもいいだろう。色気のある照明を用意し、ライティングでも外からの見え方を気にしてみて欲しい。
三宿というエリアの一度足を踏み入れるとクセになるような独特の空気感。この物件を自社ビルのように使い倒し、三宿というエリアの魅力にどっぷりハマる。気づいたらスタッフが次々に近くに引越してきて、生活も仕事も三宿中心に。地域により一層馴染んで三宿らしさを持って過ごす、そんな三宿ライフの始まる空間になるかもしれない。
EDITOR’S EYE
1Fの駐車場部分を除いた2F以上での募集もあるが、せっかくなら3台分の駐車場区画も含めて、1棟丸ごとでの利用が良いだろう。駐車場部分も含めてのブランディングで、この地域のシンボル的なビルを目指してみるのも悪くなさそうだ。