EDIT
表参道駅に降り立ち、青山通りから骨董通りに入る。一時期静かであったこのストリートも、今また雑誌やネットで話題にあがる、新しいカフェやショップが次々とオープンしている。以前から多いインテリアやアパレル、サロンの他にも、様々な業種がどんどん集まってきているようだ。通りを六本木方面に進むにつれ、マンションが目立つようになるが、入居している半分はオフィスやアパレルのプレスルームだと聞く。そんな今後も含めて楽しみな骨董通り沿いに、この建物は建っていた。
エントランスは通りと反対を向いている、品のある静かなマンション。1階は店舗がいくつか入っており、その3階部分を募集している。数年前に内装のリノベーションをしており、無垢のフローリングがとにかく気持ちいい。その他、玄関やキッチン、照明ダクトレールなどを、ナチュラルに見せながらも、おしゃれに作り込んでいる。そのため、生活感とオフィス感のバランスが巧くとられた、にくい空間に仕上がっていると思った。しかも、本来居住用としての物件であるため、収納が多い。バスルームもストックルームと考え、それらの収納力をフル活用すれば、60平米弱の面積をワークスペースとして有効に使う事が出来るのではないだろうか。それに、全面窓になっている骨董通り側には広めのバルコニーが付いており、ここにはウッドデッキを敷く事が予定されている。天気の良い日には、プラスアルファの30平米オフィスが広がると考えてみてはいかがだろう。出入りは窓を飛び越える事になるのはご愛嬌として、天気や時間帯によって、デスクの位置を変えてみるなんていうのも面白そうだ。外でも中でものびのびと過ごせるような空間を作って頂ければと思う。
EDITOR’S EYE
表参道駅からは、少し歩くように感じるが、青山通りを抜け、骨董通りを歩く通勤路は、毎日歩くだけで何らかの刺激を得られる感度の高いストリートだと思う。通勤しながら、ランチを食べながら、最新の情報を仕入れてみてはいかがだろうか。