恵比寿オフィス|ガーデンプレイス近隣、日当たり良好なスケルトン天井空間
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LOCATION
恵比寿駅からスカイウォークを抜け、ガーデンプレイスの前へ。そこから左手へ、街路樹の下をのんびりと道なりへ進んでいく。通り沿いにはガーデンプレイスや人気のステーキレストランの「Peter Luger」、学校などもあり、華やかでありながら、緑も多く、落ち着いた空気感がとても歩きやすい道。そんな通りを進むこと数分ほど。日仏会館や交番のある交差点の角地に、ほんのりピンクがかったタイル貼りのこの建物が立っていた。
SPACE
道路面から1/2フロア分の階段を上り、2階からエレベーターで向かう5階部分。エントランス周りが少し年相応の哀愁感を漂わせてはいるものの、それもまたいいフリ。部屋の扉を開けた瞬間、思いのほか明るく気持ちよさそうな空間に、思わず心が躍った。
室内は三方向に窓が面し、特に南向きの窓からはたっぷりと光が射し込むこの空間。周囲の建物より頭ひとつ抜けた高さにあるため、視線の先にはガーデンプレイスや遠くの六本木界隈のビル群までも望むことができ、眺望の抜け感も上々だ。天井は2.9Mほどと高く、白く塗装されているためか、全体的に程よく爽やかな印象も受ける。外には小ぶりなバルコニーやエントランス脇の倉庫など、実用的なところもポイントが高い。もちろん、味気ないタイルカーペットや照明など、惜しいところも。しかし、それらをあまり気にさせないほど、第一印象の良さにグッと気持ちが惹かれてしまう良空間だった。
HOW TO USE
この空間は、どこかひとつが飛び抜けているわけではない。しかし、ガーデンプレイス脇のポジションや空間の素地の良さ、加えて日当たりや眺望、そして意外と抑えられた賃料など、どれをとってもなかなか良い。それぞれのポイントが高めで、結果、総合点が高いというバランスの良さがこの物件の一番の魅力だろう。今の完成度を評価するなら、十分に「上々」と言える空間だ。
そして、さらに空間の完成度をもう一段引き上げるなら、床と照明には手を加えたい。タイルカーペットを剥がし、下地のモルタルを活かしたスケルトン仕様へ。照明はレールを通して、オフィス感を和らげる感じに。より王道のスケルトン仕様に整え、あとは家具で彩りを与えるぐらいがちょうどいいと思う。
日中は南からの陽を浴びながら作業を進め、疲れたらテラスでひと息。ランチや気分転換にはすぐそばのガーデンプレイスへ。穏やかな環境と利便性の良さも程よく交わり、働く時間そのものがもう少し整っていく。今は「上々」。けれど、程よいサイズ感だからこそ自分たちの世界観を詰め込み、さらに使い方や働き方を加えれば、きっと「上出来」、いや、「極上」とも言える一室へ化ける可能性を感じる空間だった。
EDITOR’S EYE
実はこの区画、居抜きとかではなく、今回リニューアルされて完成したばかりのものだという。以前までは2区画に分かれた住居仕様で、それを一つの空間へ繋げたようだ。そこであえてオーソドックなオフィス仕様ではなく、今時なスケルトン天井に仕上げた点はすごく◎だと思う。室内は思いのほか開放感があり、明るく、ずっと籠っていても飽きずにいられそうな、居心地のいい空間だ。